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詐欺師が嘘をつくときは・・

《詐欺師が嘘をつくときは、事実でないことを言うとすぐばれるので、「都合の悪い事実を言わず、都合の良い事実の部分的拡大」を行う。だから、詐欺師の主張だけ見るとどこにも間違ったことは書いていない。だから騙される。なので、賢明な投資家はそこには書いていないことについて調査する》

Xの瀧本哲史名言集より

台湾と日本の間で二重国籍云々の問題を言い立てる人が湧いているようで残念です。以前調べた内容の要点をここに開示しておきます。

(ファクト)

1)台湾籍の「外国人」に関する日本での手続きでは、日本側が台湾当局の発行する書面を受け付け、それに基づき「中国」と記載する(戸籍・免許本籍欄等)の事例は、あります。

2)台湾籍を併有する日本国籍者については、日本側が台湾当局の書面を「外国政府の証明」としては受理しないので外国側の証明がいる手続きでは「二重国籍」と扱われません(昭和49年12月26日付法務省民五6674号民事局長回答)。

3)「国籍選択宣言」は届に本人が重国籍者であることの証明が不要なので本当は重国籍者ではない人についても、出せば受理されてしまいます。(昭和59年11月1日法務省民二第5500号通達)

※攻撃側は
2)の事実、
3)の「証明不要で受け付ける」という事実
には触れません。

そして
1)の事実
3)で「国籍選択宣言」が受理されたという事実
だけを「部分的に拡大」しています。


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