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見えない絆

今、これを書ける私は生きています。
生きているから書ける現実があり
生あれば死があります。

先にお空へ還った友人がいます。
自ら選んだ死でした。

いつかは誰もが迎える死
死、自体に善も悪もありませんが
生きていて縁ある人間からすると
死は永遠の別れであり
いろんな感情を引き起こします。

「ほんとうにたいせつなものは目に見えない」
とは
サン=テグジュペリ『星の王子様』の言葉ですが

死によって
物理的に切り離された人と人は
確かに別れを経験します。

生あるわたしたちは
心の中で記憶の中の彼らと会います
生きていた時と同じように言葉を交わすことは
できません

でも私は思うのです。

身体から解放された魂として
生ある人が死した人を想うとき
必ずそばにいる

言葉は交わせないけれど
ここにいる私は
そばにいる彼らから
見えない力を受け取っている

生の世界にいるわたしたちには
生の世界でしかできないことがあり
死の世界にいる彼らには
死の世界でしかできないことがある

心身の別離には
痛みも苦しみもあるので
綺麗事に聞こえることも承知ですが

わたしたちは
見えなくなっても繋がっていると
信じられる心を持っています

それはとても有難いことではないでしょうか。
そしてそれは
決して自分勝手なものではなく
見えないものとの縁が
双方の間に光を灯します。

ひとは本当に1人を望んだ時に
1人になります

ふと、孤独を感じた時は
どうか 見えない絆に力をもらう自分を
思い描いてみてくださいね

今日も
ありがとうございます

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