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#118 もっと生きていたい世界

小さい頃、「昔は勉強とかしなくていいから昔に生まれたかったな」なんて思ったことありませんか。8月の終わり頃、夏休みの宿題に追われる小学生の僕も同じことを思いました。
毎日授業受けなくちゃいけないし、テストの勉強しないといけないし。学校を作った人を恨みました。毎日ゲームができたら幸せなのに。

この考えが支離滅裂なのは分かった上ですが、どんな形であれ ‘時代’ は誰かの憧れになりうると僕は思います。

今日やっていた音楽の日でファンモンが一夜限りの復活をしました。ファンモンが活動していた時期、自分はまだ幼かったのでファンモンを聞いていませんでした。僕がファンモンを聞いているのは、自分で曲にアクセスできる術を手に入れて以降の話です。いろんな曲を聴いて、たくさん勇気をもらい、「ファンモンが活動してる時に出会いたかった」と何度思ったことか。「あと10年早く生まれていれば」と何度思ったことか。ブルーハーツのライブにだって行ってみたかった。リアルタイムで聞いていた、父親のことが羨ましいです。
聴いてみたい過去のオールナイトニッポンもたくさんある。もっと早く生まれていれば。
でも、ライブにこそ行ったことはないけど、嵐がいる時代に生きててよかった、星野源がいる時代に生きててよかったなとも思う。そしてその「〇〇のいる時代に生きててよかった」は死ぬまで付き纏います。これはめちゃ幸せなことです。

日々悩むこともあると思います。自分の知ってる ‘世界’ の規模からしたら、その大きさは計り知れません。でもそんな悩みも地球で見たら小さくて、同じ悩みを抱えてる人もたくさんいると一旦開き直るのはどうでしょうか。今の時代を生きてることに胸を張りましょう。誇らしげに生きても、誰にも文句は言われません。
あなたが生きるこの時代も、誰かの憧れであり続けるから。この時代を生きたかった人も、きっとどこかにいるだろうから。
未来は明るい、そう信じましょう。

誰しも寿命があってそれは刻一刻と近づいています。いつの時代も誰かの憧れの対象で、せっかくソレを掴んだのに80年くらいでそれを手放すなんて惜しすぎやしませんか。僕はせめて「この時代に自分が生きててよかったな」と思っていなくなりたい。僕はその先の世界に憧れを持ってこの世からいなくなりたい。
自分がいなくなっても世界は進んでいきます。だからその先もどうか平和であってほしい。いなくなるのが惜しすぎるくらい魅力のある世界であってほしい。

平和ボケしてなにが悪い。

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