見出し画像

#30 かんそうぶん

一応ネタバレは避けているつもりです。
ただ、映画のシーンをひっかかりにしてこの感想文を書いているので映画のエッセンス的なものは含まれてしまっていると思います。
後々何か言われても面倒が臭いので、これから見る予定がある人は見ないでください。
言ったからね。

※書き終えてみて、もう感想文じゃなくなっていることに気づいてしまいました。あらすじばかりを詰め込んだ感想文を量産してきた者の性ですね。

以下、#3年目のデビュー感想文 です。

かんそうぶん

 映画上映後、「15分に1回は泣いたわ」「最後のほう号泣したわ」という会話が聞こえてきた。私は’日向坂’の影響力をなめ腐っていたのかもしれない。少なくとも私が観に行った映画館にいた人の中に、観て後悔した人はいなかっただろうと思う。会場にいたすべての人に「良い影響」を与えたと私は思っている。
 私には”世の中はめぐり合わせ”という持論がある。私の1つ目のnoteに書いたのだが、簡単に言うと「誰かの何気ないワンアクションでも、誰かに影響を与える可能性がある」というものだ。1つ目のnoteの中で私は「悪い影響」のことばかりを考えていたが、映画を観て考えが90°変わった。’日向坂’という存在に助けられた人もいるだろうし、存在を拠り所にしている人もいるだろう。彼女たちの一挙手一投足が大勢に「良い影響」を振りまいている。そんなこと自分には到底できないし、やろうと思ってできることではない。だが、映画を見終えた今それをどうにか目指してみたい気持ちになった。竹中監督しかり、長尾プロデューサーしかり、’日向坂’の「良い影響」を映像を通して伝えることに改めて感銘を受けた。それとともに、私は表現することに興味が湧いた。自分が中3のころから思っていた’めぐり合わせ’に自分なりの模範解答が書けたような気がする。自分語りで申し訳ないが、高3の時に文化祭で動画制作を行った。全校生徒は600人弱だったが、みんなが盛り上がってくれていたのがとてもうれしかった。それを今でも覚えている。映画館開場15分前に座席完売のアナウンスが流れた。開場5分前、ロビーに着々と人が集まる。ここにいる人たちの多くが日向坂46の映画という同じ目的のために集まり、全員が上映を心待ちにしている。正確な数は分からないが、私の想像をはるかに超えた相当数の人数が、全国各地で心待ちにしている。私の600なんかゴミみたいだ。それをふと思ったとき、私は心が躍った。そんなことやってみたいな。ただただ、ただただ、そう思った。

 上記のほかにもう一つ変わった考えがある。一年前の’日向坂’を知らない頃の私ならどんなドキュメンタリーを見て泣くようなことはなかったと思う。語彙力がなくて良い表現が浮かばないので、言い方は相当悪くなってしまうが、「語ってること全部後付けなんだろうな」と思っていたからだ。「後付けなんて糞だ」と思っていたわけではなくて、ただ何となく、気持ち的に泣けないなと思っていた。ただ、この映画を見た私は素直に「後から付いてきたんだ」と思えた。自分勝手な感覚で申し訳ないうえに違いもうまく説明できないが、確かな違いが私にはある。
 今朝、とある番組を見ていて、「自分が昔やってたことから学んでいる自信は無いな」と思ってしまった。その番組に出演されていたある女性は昔の経験を織り交ぜてコメントをしていた。彼女はやってきたことがしっかり今に生きているのだ。では、私はどうやったら’やってきたこと’から学べるのだろうか。この映画を観て、自分が’やりたいこと’に熱中することなのではないかと思った。そして、熱中して初めて経験を活用できるレベルに行けるのだ。しかし、これまでの人生で自分が熱中したことなんか一つもない。それを思ったときに自分が惨めにさえ思えてしまった。もはや映画の内容はどこかに行ってしまったが、映画を観たことや感想文的なものを書いたことによって、大げさではあるが私の人生がいい方向に動いたのではないかなと思う。

 これが、映画を観たことで私が学んだ「良い影響」そのものなのかもしれない。次は「良い影響」を享受できるようになりたい。






 いつの日にか それが希望になる ハッピー ハッピーオーラ

♪ハッピーオーラ/けやき坂46





そういえばしょっぱなからずっと俺キモイな。

世の中は巡り合わせ↓

https://note.com/littleumashi/n/n7dec716d1610

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?