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雑記⑪「興味もないどころか」

1.嫌いな人がたくさんいる

嫌いな人がめちゃくちゃいる。
なんだこいつ、って思ってしまう人がめちゃくちゃいる。
頑張ってソイツらの気持ちを推し測って湧き上がるイライラを抑えるようにはしているけど、それを優に超えてくるクソ野郎がいる。
そいつらに対して「俺ならそんなこと絶対にしないけどな」って思い始めると、こっちが一生懸命気を遣って生きているのがアホらしくなってきて散歩中に本当に泣けてくる。
何に涙が出ているのかはわからないけど、相対的にみて圧倒的に至らない自分がなんか情けなくて無性に悲しみが込み上げてくる。(全く関係ないが、小学生の時に父親に説教されている時、僕が涙を流すと「何が悲しくて泣いてんだ」とさらに怒られたことを思い出す。)
別にこっちが勝手に気を遣っているだけだけど、生きてる中で欠けてる労力が割に合っていない。
そしてこんな奴に対しても雑にあしらって接することができない自分の究極の八方美人さが本当に嫌になる。
他人にイラつくことを自分が制しても、自分がいらつかれなくなるわけじゃない。
他人への価値下げを一生懸命やめても、過剰な自意識は一向になくなってくれない。

2.興味ない

先日、とあるバイト先の先輩と一緒にバイトへ歩いて行くことになった。
歩きながら、その先輩に対して聞いてみたいことが一つも浮かばなかった。
先輩が一方的に話をするだけで、僕は相槌を打つことしかできなかった。

話が途切れようが、沈黙が続こうが、気まずいような雰囲気が流れようがなんとも思っていない自分がいた。

同日のバイト中、仕事が少なくて暇な時間があってとある別の先輩と二人になったタイミングがあったが、その先輩に対しても同じだった。

先輩たちに対して聞いてみたいこと、話してみたいこと、そして興味すらも全くなかった。

ここ最近、ずーーーっとコミュニケーション能力がほしい。
最近書いているnoteはそんな内容ばっかりで、一生懸命コミュ力をつけようと自分なりにできることをしてはみた。

就活準備の授業で自己PRを考える回があり、その時にペアになった女の人と喋る時、頑張って会話をつなげる練習をしてみた。
質問を考えて実際に質問する練習もしてみた。
その授業ではお互いに質問しあって自己PRを考え合わされた。
テキストに載っていた質問の例として「人生でいちばん大きいと思う出来事」があったので、女の人にそのまま質問してみたところ、「吹奏楽の大会でソロでパフォーマンスしたこと」と言っていた。
何の大会なのか、何の楽器なのか、それはいつ頃に始めた楽器なのか、ソロのパフォーマンスはどんな感じでやるのか、今も楽器を続けているのかとかを色々頑張って質問してみた。

コミュニケーション能力は「会話を数珠繋ぎして共通の話題をはじめとした会話の取っ掛かりを見つける能力」の他に、「相手の話にディティールを加える能力」でもあると僕は思う。
「この人自分の話ばっかりする」みたいなことを言う人がたまにいるが、それはお前にコミュニケーション能力が足りていないだけだと思う。

この人とのやりとりは、普段の自分よりはるかにコミュニケーションが円滑に取れていた。

先日初めてTwitterのスペースで話してみたのですが、それもうまく話せなかった。
会話の数珠繋ぎの練習ができればいいなと心の中で少し思っていたのですが、そう上手くはいかなかった。
カフェと朝井リョウさんの著書の話から大きく話題を派生させることができなかった。

ここまでは関係値がない人やネット上の人との話で、いざ現実で蓋を開けてみた結果があの有様である。
バイト先の先輩に対して微塵も聞きたいことや話したいこと、興味というものがなかった。

コミュニケーション能力の「会話を数珠繋ぎして共通の話題をはじめとした会話の取っ掛かりを見つける能力」の方を磨くためにはやはり他人への興味だと僕は思う。
先日、オードリーのオールナイトニッポンに宇宙飛行士の野口聡一さんがゲスト出演された際、オードリーのお二人のする質問に痺れた。
このお二人の感じを俺は目指したいと本気で思った。
やはり、「本当に興味があって質問をしている」という域に到達したい。

でも、本当に俺は他人に興味を持てなかった。
全人類に対して興味がないとまでは流石に言わないが、本当にどうでもいい人に対しては微塵も心が動かない。

頑張って他人に興味を持ってコミュニケーション能力をつけようと意識してしまったばっかりに、そんな素質が微塵もない自分が際立って見えて本当に嫌になった。

就活の講義をしてくれる講師の人は、本当にキラキラした未来像を俺たちに見せてくる。
時間と夢と希望がありみんなには未来がある、と本気で言ってくる。
ニュースを見てみろ。
未来に希望なんかを見出せる要素なんか一つもないわボケェ。
生きていることで触れることができるものは本当に面白くて楽しいものばかりだけど、生きてること自体は微塵も面白くないし楽しくない。
「保育士になりたい」って書いてた小2の頃の俺に「お前の歳の倍以上生きても、結婚する未来みたいなものは微塵も見えてないからな」って現実を突きつけて早いうちに未来への希望を絶ってやりたい。
「全部無駄だから早くラジオにハマれ」って指南してやりたい。



他人に興味を持とうとしたのがハナから間違いだったな。
黙って生きてりゃよかったのにな。
自分がたりない人間であることに全く気が付いてない、中学生くらいまでの俺が気の毒でもあり羨ましい。
そのまま生きてられたらよかったのにな、お前。笑。


#285  雑記11「興味もないどころか」


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