『ままならないから私とあなた』
朝井リョウさんの著書『ままならないから私とあなた』を読み終わりました。
読み終わった時に頭に浮かんだのは「アイデンティティやその人らしさは、”出来ないこと”の方に宿るのかもなぁ」という考えでした。
以下、ストーリーのとある要素について要約した文章です。
技術の進歩を受け入れる人。
技術の進歩の『都合の良い部分』だけを受け入れる人。
「昔の方が良かった」とか。
「俺たち/私たちが子供の頃なんてさぁ」とか。
雪子の言い分も分かる。
薫の「電子黒板は嫌だけど車や電車には