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何年か前の自分は、ラジオを聴けば、音楽を聴けば、本を読めば、街を歩けば、なんとなく現実逃避ができていた。嫌なこと全部忘れて、笑い、その世界に浸ることができていた。 そのどれもが、今の自分は、嗜んでももちろん素晴らしいのだけど、“逃避”をさせてくれなくなってきた。自分の好みで選りすぐって生き残っているからこそ、自分の思考や感覚に近いパーソナリティやアーティスト、作家や主人公が多くなる。 でも、“自分に似た感性”が自分を励ましてくれなくなってしまった理由が、正直分からない
俺はお前を追いかけている節がある。心から尊敬しているし、指針にしている節がある。だからお前とか言ってごめん。 1月1日の1時ごろ。除夜の鐘が鳴り響く中、「2024年を味わおう」なんて言いながら散歩に繰り出した。紅白歌合戦の『星野源/生命体』を堪能しきった俺たちは颯爽と玄関を飛び出した。 喋りながらも俺は「久しぶりに2人以上で散歩をしているなぁ」、とか思っていた。 友人と知り合って七年が経とうかという今、こうして地元から離れた地の極寒の中で散歩していることがとても嬉