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ペルソナとターゲットの規模感

コンテンツマーケティングをお勉強で、本格的にセミナーに通って日々新しい発見をもらっています。

その中で先日、話題に上がったのが「ペルソナとターゲットの違い

みなさん知っていましたか?
どちらを設定するか、どうして設定するのか、なんとなく言葉しか知らなかったので聞いて驚きました。

特にメディア運営に関わるライターさんは、知っておいて損はないと思いますよ。

規模感でどちらを設定するか選ぶ

ペルソナはビジネスをする上で、「こんな人に使ってもらえると幸せ」と言うひとりの人。
対するターゲットは、もっと幅広く大勢の層ということになります。

この2つの違いは、ズバリ「規模感」。

資金も人材も少ないスモールビジネスは、ターゲットではなくペルソナを設定することで、よりコアな潜在顧客にサービスを売り出すことができます。

一方でターゲットは、資金力のある大企業が設定する方法。不特定多数の人に広告で認知させて、そのうち引っかかる人に向けてアピールするのです。

大勢の人にサービスや商品を知ってもらうのは体力が必要ですが、そこまでできない個人や団体は、確実に必要としてくれる人に情報を届けるためにペルソナが有効になるのです。

例えばターゲットは、「30代前半 女性 ナチュラル志向」ですが、ペルソナは「普段使っているSNS、読んでいる雑誌」まで具体的に想像する。
なんなら特定のひとりを作るつもりで、とことん人物像を作り上げていきます。
もちろん、初めは想像で作っていきますが、自分の都合のいい想像ではなく、客観的な人物像にするようにバランスをみていきます。

そうすることで何がわかるかと言うと、「やらなくていいこと」

決めたペルソナが、「インスタが好きでツイッターはいまいち」ならSNSはインスタのみ。私が先生に指摘されたのは、「メガネ派かコンタクト派か」「どの五感を大切にしているか?文章?写真?それによって好きな色が特定しやすい」など細かいイメージングです。

「こんな何気ない人の好みまで設定するの?」と驚きましたが、たったひとりの顧客に狙う撃ちすることで、限られたリソースをうまく使うことができるそう。

同じネットの発信でも、やっぱり幅広く届いた方がいいだろうとボンヤリ考えていた私にとって、衝撃的なお話でした。

個人の時代に大切なのは規模コントロール

今後オンラインサロンやコミュニティ、どの組織に所属しているかが、ステータスになるような気がします。

その時に大切なのが「組織の規模感」。

その規模感に合わせて、デザインを手作り感を出すか、スタイリッシュにするかと決めていくそうです。

あえて素朴さを演出することで、狭いクローズドの規模で募集をかけることができます。
全国的に会員を集めたい!という場合は、誰がみても「おしゃれ!かっこいい」と思わせるインパクトが必要。

なんでもかんでも、かっこいいデザインが正解ではない、と言うことを学びました。

今私が所属しているライターコミュニティは、20~30人の小規模な集団です。
人と人の距離感が近く、ほっこりしつつも切磋琢磨できる仲間感が感じられるので、気に入っています。

こんな少人数を集めるのには、やはりターゲットではなく「ペルソナ」が必要じゃないでしょうか。

コアなファンを作れば作るほど、価値観のあった人が集まり、それがコミュニティの強さになると思います。
多様化でいろんなレイヤーが生まれる時代。自分のナチュラルな感覚でいられる場所は、長く大切にしたいですね。

ライターとして意識することは、相手のペルソナ

なんとなく、しか知らなかったペルソナ。
コンテンツマーケット講座で学んで、めちゃくちゃ大切やんか!と実感しました。

クラウドソーシングのクライアントさんの中に、継続的にブログの発注をしてくれる方がいます。

内容はあまり難しくなく、誰でもかけてしまうブログ風記事です。
でもそのライターさんを選ぶのに苦労されたそう。その方が言うには私のことを「感性があっていて、自分たちが言いたいことを汲んでくれる」とのことでした。でもそれって言い換えると、お互い伝えたいペルソナが一致しているのではないか思います。

クラウドソーシングしていると、このペルソナをおざなりになりがちです。

先日も通っているサロンからブログ作成のお話をいただいたのですが、それも「私たちの価値を理解してくれる人と、仕事をしたい」とのことでした。

これは今後仕事をする上でもキーポイントになると感じます。

自分たちの五感が理解されている、私たちが描くペルソナを把握してくれる。そうゆう風に思われるライターになりたいですね。


最後まで読んでいただきありがとうございます。こうやって日々感じたことを、つらつらと書いています。よければ、コメントや感想をお願いします。