見出し画像

西野亮廣さんのBBQ型とリノスクで感じたこと

こんにちは、小夏です。

昨日西野亮廣さんのVOICYで「BBQ型」ビジネスについて、東京五輪が失敗しているというテーマの話がありましたね。


やっぱり鋭い視線を持っている西野さんだけに、ズバッと問題点を指摘しています。

BBQ型とは「お客さん参加型」ビジネスのこと。例えば東京五輪だと、五輪キャラクターが参加型で、市民の投票で作られました。お客さん参加型は聞こえがいいけど、実際仕事をする上で、時間も手間もかかるし、成果物の品質は保証できない...そんなビジネスの欠点をうまくカバーしているのが、西野さんの手法です。

無料で聴けるVOICYなので、答えを要約すると、「参加型で作るときは、きちんとプロを帆走させて、ケガをしない程度にコントロールする」ということ。

その答えを聞いたときに、私が昔参加した「リノベーションスクール」のDIYの体験を思い出しました。

今回はその体験記とともに、どうゆう風にプロが帆走したかをご紹介します。

リノスクDIYコースで体験したこと

リノベーションスクールは、空き家を利用した都市再生の手法で、町のニーズを分析して、新しいビジネスを生み出す講座です。

そのリノスクで作られた案件の中から、実際に空き家改装をするときに「参加型」としてDIYコースを開催。参加者はDIYを通じて、家づくりを学ぶことができます。

まちづくりに興味があった私も参加し、ある日本酒バーのリノベーションをお手伝い。
日曜大工を全くやったことがありませんでしたが、興味本位で飛び込みました。

その中で印象的だったことが、きちんとしたプロセスがあったことです。ここでは参加者ができること、すでにプロが決めたことが分かれていました。

すでに決まっていること(準備されているもの)

・内装デザイン
・資材の調達
・講師の先生
・プロの大工さん
・製作手順やスケジュール

つまり、大まかな枠組みは決まっているのです。
その中で私たちができたことは、以下のこと

・お店のディスプレイづくり
・壁塗り
・床作りなどなど

実際の作業の部分がメインでした。

DIYといえど、プロの工具を使うので安全面は配慮しないといけません。
一から作るのではなく、実際には決められた範囲での作業です。それは仕事で行うような効率よい方法ではなく、あえて工程を分散。たった2・3日ですが、いろんな体験ができるように仕組まれていました。

計画された、遊びがある楽しみ

参加型といえど、枠組みが決まっていて、ただ単に作業するだけかというと、そうでもありません。
少しだけ、私たち参加者が表現できるところがあります。

例えばディスプレイ形作り。
古タンスを使って、一升瓶を飾れるものを作るのですが、細かいデザインは決まっていませんでした。
斜めにする?縦にする?2つに割ってみる?穴開ける?どの順番で取り付ける?
いろんなことをみんなで話し合って、自分たちで作る。それを店に飾ってもらう。普段工具を触ったことのない私が、店の飾りを作るなんて興奮します。

漆喰塗りもそうです。
ただただ漆喰を塗るだけでなく、その上から雰囲気を出すためにぼかすように線を入れていきました。その時にどんな風に描くかはその人次第です。「うまくできるかな?」と緊張しながら作業したのを覚えています。

他にもスキルに応じて、工程を選択できたので、無理をせず参加できました。終始楽しかったのを覚えています。

それだけでなく、地元の職人さんと知り合えます。自分たちで作ったお店が活躍してるなんて、すごくいい思い出です。いつまでも大切にしたくなる場所になりますよね。

そのあとの関係性

完成したお店は、たくさんのメディアに取り上げられ、たちまち人気店になりました。

私も何回かそのお店に通い、いつの間にか日本酒が飲めるようもなりましたよ笑。自分にとって特別な場所だから贔屓にもしたくなるし、友達に勧めたくもなる。何よりめちゃくちゃかっこいいバーを作るのに携わったって、誇らしいですよね。

このプロと参加者の線引きがとても適切だった。

参加型だからと言って「全部が素人で作るのではなく、抑えるところはプロが判断する」という工程は、西野さんのVOICYに通ずるものがあるなと思いました。

だからこそ、参加者も安心して楽しく参加できた。なのに出来上がったものは、世間にも評価された。とてもウィンウィンな関係です。
これが参加型の目指すべきところ、なのかな。

今回参加した側からの視点で、ふと思い出したので記録に書かせていただきました。
よかったらいいね、またはフォローをお願いします。



最後まで読んでいただきありがとうございます。こうやって日々感じたことを、つらつらと書いています。よければ、コメントや感想をお願いします。