夢見るクローバー - Dreaming Four-leaf Clover

ロックダウンの解除直後に近所の公園で見つけた四つ葉のクローバー。
こんな状況になるなんて、つい数か月前には考えもしなかったな、という思いを振り払いつつ、
無心になりたくて、小雨の中、子供の頃のように夢中になって探して見つけた。
四つ葉の画像は知人友人への安否確認メッセージの使者になってくれた。
摘んできたクローバーは、夜になり暗くなると、葉が半分ぱたんと閉じて眠る。
その姿があまりに可愛くて。

こんな時にチャットやメール、ビデオでつながれるというのは心強いけれど、やっぱり本当は会いたいもの。
1週間前、10年以上会っていない昔の知人がSNSで探してくれて、メッセージくれたそのこと自体は、まあ、うれしかった。
でも、それが飲み会のお誘いだったのだ。
こんな時期に、よく知らない人たちと飲食を共にしようとする誘いが自分に届くとは驚いた。
一方、相手を思えばこそ、本当に会いたい大切な人たちにはずっと会えていないのに。

新型コロナにいろいろ試されているのかもしれないこの時期、４つ葉のクローバーを見つけた時の気持ちを忘れないようにしようと思う。

殆どあきらめかけた時に、緑の葉っぱの絨毯の中から見つけた時のうれしさ。
お楽しみは先にとっておいて、それを待っている時間も喜びなのだ、きっと。
そして、待っているものを持っているのは、
とても幸せなことなのかも知れない。

さて、久しぶりにメッセージを交わした知人。
当時のノリのお誘いに、すっかり忘れていた美しくないことも思い出す始末。。。
大人の返信した後しばらくしてからブロックしたから、この先は道が交わることはないと思う（SNS上は恐ろしい数のお友達いそうだから、私がそっと消えても気がつくまい）。
お互い、自分の道を行ったら良いのだと思う。