幸福である自分を見てもらいたがる不幸せな人たち

 インスタなんかのために日常を削り取るな、ビーリアルなんて言って本当は普段やらないようなものをリアルとか言い張るな。

 世の中にはくだらないものが多い。僕が一番くだらないとおもうのが上記のものを愛する人間たちだ。彼らは人から幸せだと思ってもらわないと幸せになれない。
 なんてくだらないことだろうか。幸せというのは自分の内側にあり、人から簡単に褒めてもらえる外側にあるものではない。自分の中でどうしても譲れない信念を守り抜いたとき人は幸福になる。決して綺麗に作り上げた虚像を人に褒めてもらうことが幸福に繋がるわけではない。

 まともに何かに取り組んでこなかったからこういう楽なものに縋りたがる。残念ながら楽なものは脆い。受験だろうが、仕事だろうが、趣味だろうが、真に幸福につながるのは自分が満足できるくらいに取り組めた時だけだ。決してへそを出した服でKPOPアイドルのライブに行った報告をしたときでも、ディズニーでくだらない被り物をしてポーズを決めているときでもない。本気で何かに向き合って、結果に自分が満足できた時こそが幸福なのだ。

 


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