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アルファベット達が大暴れ〜Chicka Chicka Boom Boom

リトル・スマーティ・パンツからくまさん(およそ1歳)コースの11月にお届けする「Chicka Chicka Boom Boom」by Bill Martin Jr and John Archambault Illustrated by Lois Ehlert をご紹介します。

チカチカ・ブーンブーンは、1989年にニューヨークで出版されたアメリカで最も売れた絵本の1冊です。最も優れた子供向けの絵本としてもコールデコット賞受賞、イラストレーターのLois Ehlertもオナー賞を受賞しています。
さて、気になるこのチカチカブーンブーンというタイトルですが、英語的に特に意味はないです。私の感覚的には、お話しの中で出てくるアルファベットたちがチカチカ可愛く動いてブーンと飛ぶみたいな感じでしょうか?Chickabiddy という英語があり、これは幼児語で「小鳥ちゃん」みたいな意味ですが親が、自分の子に対していう「ハニー」「スイートハート」的な意味もあります。「Boom」は、作者の一人、John Archambaultが絵本に綴っていますが(For Arie Alexander Archanmbault, new baby boom boom)、彼の娘に送った絵本であることから、1987年に流行ったBaby Boomという映画にかけた意味もあるかもしれません。

どんな赤ちゃんでも笑顔にすることが出来るこの絵本、お腹にいる時から読んであげてもいいくらいです。この絵本が出版された2年後に、この絵本のための歌レコードが発売されて今でもその歌が30年以上も子供達に愛されています。

絵本の読み方も学べます、下記Youtubeをご参考ください。



読み聞かせのポイント

(1)初めて出会う、アルファベットの文字を受け入れよう

この絵本の「テーマ」であるアルファベット。ここに出てくるアルファベットは、なんと生きています。幼稚園にいる子供達もようにワイワイ。
aちゃんという子が、一番出てきますが一体どんなことをするのでしょうか?aちゃんは、みんなに鬼ごっこをけしかけます。aがbに、そしてbがcに
ココナツの木の上まで追いかけてね!といいます。「aからzまでみんな登れるかな?」「a-z、一体何個あったかな?」お子様にそんな感じで声かけをしながら読んでください。

(2)アルファベットはママやパパがいる!
途中から、ライミング(韻をふむ)の練習が入ってきます。とっても軽快なリズムで話が進んでいきます。

「Skit skat skoodle doot.
    Flip flop flee.」

木から落っこちた小文字のアルファベット達に大文字のアルファベットが来てお尻をはらいます。そう、大文字は「ママやパパ」です。「アンクルやアーント」も。そうですね、アルファベットは2つでひとつ。とっても分かりやすいです。

絵本 Chicka Chicka Boom Boomより


(3)すべての「文字」は名前も個性もある

木から落っこちたアルファベットたちは、さあ大変。みんなが絡み合っていろんな問題が発生します。怪我もしてる子もいます。
Skinned- knee D (皮が擦りむけたD)
and stubbed-toe E (かかとをぶつけたE)
and patched -up F  (バンドエイドを貼ったF)

また、Black-eyed P (目が黒くなったP)
and loose-tooth T (歯が抜けたT) えー!歯まで抜けたの?イラストが可愛いです。

絵本 Chicka Chicka Boom Boomより

この絵本で学ぶ、アルファベットをおもちゃのアルファベットを使って実際に木に登らせたり、落っこちたアルファベットの真似をしたりすると子供は意外にも覚えているんです。この絵本を使って、楽しくアルファベットを覚えれるといいですね。

お子様との読み聞かせの時間がより良いものになりますように。

Let’s keep reading!

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