写真は「語る」ためにある

写真は伝えなければ意味がない。

そんな言葉に翻弄されて悩んで何年過ぎただろう。

ウェブデザインと写真と。
同じように好きだけど、自分の中で決定的な違いがひとつだけある。

広告系ウェブデザインは伝わらなければ意味がない。伝わってその品を購入していただけてなんぼ、それでお金をいただける。どうしたら伝わるかな、買っていただけるかな。常にその先にあるのはそれを目にする「人」である。

でも私にとって写真は趣味で、自由に自分の思いを「語る」ためのもの。写真を始めて、写真って自分の素直な思いを語ってくれるんだって思った。そしてそれがとても楽しくて今の今まで続いている。

「伝わる、伝える」に軸を置いてしまうと、それは誰かのためにになっちゃって私にとっては仕事になっちゃうようで嫌だなぁと。自分勝手に自由に語りたい(笑)

それはもしかしたら誰にも伝わらないかもしれないけど、それはそれで語りたいことを語れればそれで良し。

伝えたいというのは伝わって欲しいという欲で、そこに囚われすぎると自分が本当に大切にしているものを見失う。そんな気も

ただし語るんだったら、ちゃんと語りたいとは思う。

言葉のない写真でちゃんと語るために、どうしたらいいのかな、ということを今、考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?