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機械男のおもひで番外編!   10号クレイジーわぐわぐの取説

化け物。

うわぁこわい。


いつも僕が化け物と呼んでいる男。
クレイジーわぐわぐのお話をしましょう。


彼は昔から内田さんとバンドを組んでいて
お客さんにポーズをとらせたりする
変なバンドをやっていたのを覚えてる。
(特大のブーメラン)


その当時の写真がこちらだ。

サガットのステージ


間違えた。これだ。

まだ人の心を持っていた頃


また間違えてしまった。

時を遡りすぎてしまった。


なんか写真が見当たらなかったので
これで勘弁してあげてください。


僕が19歳くらいの頃に出会ったので
さっきの写真はほんとに関係ないですね。

当時はメタルバンドの
頭にトサカついてる大男だったので
あんまり関わりたくないなとか思ってた。


しかしこの男
楽屋での物腰がすごく柔らかい

案外悪いやつではないかもしれん。


当時僕は「いじっていい人センサー」が
異様に発達していた。

表情や話し方のトーン、受け答えの内容から

「コイツイジッテイイヤツ」

となった。


今考えれば失礼な話なのだが
10代の男なんてそんなもんである。

そこから先はもう
焚き火したり、つけ麺食べたり
そんな仲になっていった。


彼の前身バンドの解散ライブもいったし
解散後も何度か呑みにいった記憶がある。


「アイツ、ライブハウスで働くらしいよ」


なんて話を聞いた何年後かに
一緒にバンドをやるとは
まったく思ってなかった。


まさかライブハウスで働いてる人と
一緒にバンドをやるとは。

なんかよくわからないけどすごいや

っていうアホ丸出しの感覚だった。


しかしこの後、普段ライブハウスにいる人間と
そうでない人間のギャップに苦しむこととなる。


機械男はコミュ障集団だった。

ライブの日はメンバーだけでかたまり
空いた時間があると勝手に中華料理屋に行く。
共演者との繋がりはほとんどなく
出番前でもないのに楽屋を占領する。
マグルの中でも最低の部類。


河口は激怒した。


僕とたむさんは

「なんで怒ってんだろう?」

と思ってた。


今考えるとすごく最低なことをしていた。


彼が怒るのも無理はない。

その時はまったく反省していなかったけど
今はすごく反省してるし
たまにネタにされる時もある。


ある意味彼は
機械男にとってのマナー講師なのだ。


これだけ聞くとすごいまともな人みたいだが
それは断じて違うと言っておきたい。


真人間っぽくみえるが実は変なやつだと
声を大にして言いたい。


最近はそうでもないが人間が摂取してはいけない量の酒を飲むし

自分の部屋のカーペットに躊躇なく水をぶっかけたり

僕の軽自動車に火のついたロウソクをたてたり

深夜にダル絡みの電話をかけたり

いつも普段着では半分ケツがでていたり


悪行・奇行を繰り返しているのだ。

特に半ケツに関しては
一向に直る気配がない。

この間2000円くらいのハンバーガーを
食っていたので
その金でベルト買えよってすごい思った。


そんな感じの人なので
いじり過ぎてしまうこともある。

基本的に僕は彼をなめている。


化け物とかお化けとか呼んでるし
ライターで股間をあぶったりしてるし
他のバンドにアドバイスしてるときに
「偉くなったもんだなぁオイ」
とか言ってしまう。


それでも彼は笑い続けている。
たまにちょっと怒ってる時もあるけど。
案外いじられるのは嫌いじゃないのでしょう。

ライブパフォーマンスでも
彼にはたくさん汚いことをしてもらっている。

その度に申し訳ないと思うので
いつもこんな役割でごめんな。と言うと

謝られると笑えなくなってしまうからやめてくれ
という旨を伝えてくる。


せっかくいじられるならウケたい


その一心で道化を演じる。


そう。
彼は機械男のサンドバッグなのである。


こんな感じで僕にとっては
一番腐れ縁って感じの人だ。

正直言って僕は彼をなめてる。


だけど、彼と一緒にいるのは楽しい。
家族にはいてほしくないけど
友達に一人はほしいタイプだ。

家族にはいてほしくないけど。


あんまりいい事は書けないけど
つまりはなんだかんだ仲良しってことです。


悪友のような共犯者のような


そんな感じでこれからもよろしく。


もしもこの先何年後かに
半ケツじゃなくなってたら
それはそれで悲しくなるのかしら


もしそうだとしても
僕はライブ中絶対ズボンを穿かない。
それだけは約束するよ


クレイジーわぐわぐ編

完。


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