見出し画像

機械男のおもひで⑩最終話 メカニックワンマンライブ編


満を辞して。そりゃもう満を辞して。


2019年9月28日

メカニックワンマン
焼き肉焼いても家焼くな!
秋の火災予防運動

が開催された。

何が目的かわからないタイトルだね。


ポスターは会社とか学校に貼ってある
やつをめちゃくちゃ意識している。

↑ ナニコレ?


あれやってみたいなーと思ってたから
夢叶っちゃった感がある。


撮影は湘南bitブッキングマネージャー
そしてみんなのお父さんである
神田さんにお願いした。

どういう気持ちで撮ってたんだろう?


そしてこのポスターに対して
誰も反対しなかったから
機械男って懐が深いよね〜


勤め先にこっそり貼ったりしたかったけど
人間関係に支障がでそうなのでやめた。



まじか。ワンマンやるんだみたいな。
そんな気持ちだったと思う。


いつもスキマ産業でやらしてもらってる
機械男にとっては緊張の嵐である。


カッコいいバンドの合間にでるのが
とてもおいしいと思っていた中
ワンマンは逃げ場のない戦いだった。



まず直面するのが体力不足問題。

ほぼ全員が喫煙者という
昭和のバンドも震え上がる不健康。

ワンマンライブをやり遂げる体力はない。


2つ目に曲数少なすぎ問題。

活動年数の割に当時10曲くらいしか
なかったんじゃないだろうか。

もうフルでやるしかない状況である。


体力はさておき、曲数の問題は深刻だ。

「笹川さん」
という曲があるのだが
バラードバージョン
祭囃子バージョン
と、続けて披露することで尺を稼ぐ。

これはB'zの
「イチブトゼンブ」という曲の
パフォーマンスを参考にしている。

バラードできたかーって思ったら
終わった後にノーマルバージョンをやる
っていう激アツ展開だ。
(B'zファンの方ほんとすいません)


それでも足りない尺。

やはりコントという選択肢しかなかった。

事前に録音した音を流すだけの
手抜きコントとかもあった。


今ではほとんど聞くことのない
「セミファイナル」という曲がある。
(意外と好きだからそのうち復活させたい)

死にかけのセミの歌だ。

事前に録音した
いろんなセミの鳴き声を真似してる
SE的なものが流れる。

なんであれで尺を稼げると思ったのか。
当時の自分を叱責したい気持ちではあるが
おかげで助かったのは事実だ。

少しばかりの手抜きはあったけど

舞台から見た景色は今も忘れられない。
メンバーもいい顔してたなぁと思う。


なんやかんやでワンマンライブ無事完走。

ほんとにいろんな人に感謝。

楽しすぎてフライヤーの画像しか
残ってなかったもんね。


変な人たちの集まりから
ちゃんとバンドになったのかもなぁ。

なんて思いながら少し感傷に浸る。


みんなが笑ってくれる。
それで僕も幸せになる。



振り返ると
思ってたバンドと違うなぁとか考えたり
少し背伸びしてカッコつけたりしたがってたけど

ほんとはずっと
人を笑わせたり楽しませたり
小さい頃からそれが好きだった。

性格って変わらないもんだ。


ほんとに偶然に
松田の河原に集まって
あの時バンドをはじめて
まだまだ売れないバンドだけど
続けててよかったなって


全然やる気のなかった自分を
ゆるくあったかく見守ってくれたメンバー。

僕は家族内でも末っ子で
バンドでも末っ子なんだなぁ。
と思う。

きっと一人で音楽をやっていたら
すぐにやめてしまっただろう。

タムさんは奇行が激しいけど
タムさんの曲に歌を乗せるのが
本当に楽しかったし

内田さんの天然ドジっ子キャラは
毎度爆笑をさらっていく

化け物は何をしても怒らないので
ついつい股間をライターで炙ってしまう


そんな人たちだから続けられた。
途中あんまり関係ないこと言った気もするけど
改めていいメンバーだな。と。


そんでもって
だいぶ「おもひでシリーズ」も
現在まで近づいてきたので、
一旦最終回にしようかと思う。

内容があるようなないような。
拙い文章だったけれど
それなりに読んでもらってるようで。

みなさん本当にありがとうございます。

番外編的なものは書いてみようかと
考えている所存ですので
引き続きよろしくどうぞ。



後日、改めてライブを振り返ってみる。


なんか火災予防運動あんまり関係ないな。
って思った。



とりあえず完。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?