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【カラダ】足の指ーMP関節の動き(おさらい)

足の「MP関節」という言葉を専門用語かと思っていましたが、意外なところで耳にするようになりました。

どの関節もそうですが、関節は複数の骨から成り立っています。だから「関節を動かす」にもいくつものパターンがあります。

例えば“A骨“と“B骨“が“Z関節“を成り立たせているとします。
この場合、B骨に対してA骨が動いても、その反対でも、Z関節が動いているという現象になります。
どちらも同じように思えますが、全く違います。どちらの骨がどのように動いているのかはとても重要です。動き方次第では痛みをともなうこともあるからです。

MP関節のおさらいです。

M=Metatarsal 中足骨
P=Phalange(s) 趾骨? MP関節のPはDorsal Phalanx(基関骨?)のみ

Mに対してPがどうのように動くのか?
Pに対してMがどのように動くのか?

MP関節が角度を作る時、関節の真ん中でポキっと折れるわけではありません。
②のように指を持ち上げると、PはMに乗っかるように動きます。
③のようにかかとをガッツリ上げると、MとPが垂直になるような形を取ります。
*黒い矢印は力の方向を表していますが、無視してください。

元々ヒトが本来持ち合わせている機能ですが、機能低下または機能不全に陥っている人はたくさんいます。

これらの骨が正しく動かないと、ふくらはぎがパンパンに張ってつったり肉離れを起こしたりします。
アスリートの場合は、ジャンプ力も最大限発揮することはできません。着地が下手くそになるので、次の動作が遅いです。
中高年者の場合は、歩行が上手くいかず、つま先が突っかかって転びそうになったり、ペンギンのようなペタペタ歩きになります。
若者の場合は、ズルズル歩きになります。猫背など姿勢の悪さの原因にもなります。

運動している中学生が③の姿勢が全く取れないこともありました。片足ずつ行ったにも関わらず、です。

せっかくなので正しい「MP関節」の理解を!
そして機能を維持、回復していきましょう!

関節の動きや機能に興味のある方で、もう少し学びたいと思う方は、りとるジムまでお問い合わせください。

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