【ココロ】幸せの定義
「幸せになって欲しいね」
と言ったら
「幸せってなんですか?」
と聞かれたことがあります。
私の思う幸せとは、自分で自由に未来を選択できることだと思います。
世界にはまだ貧しい街があって、そこで暮らす人たちは生きにくことで精一杯かもしれません。
そういった街で育った子たちにも、学ぶ場があって、知識を身につけて、世界が広がって、少しでも自分のできることややりたいことが増えたらと願いします。私は願うばかりで何もできていませんが。
いろいろとニュースになる子どもの社会問題も、彼らが本当に心の底から好きでやっているとは思えません。個人的な意見でしかありませんが、ただ「他の選択肢を知らない」だけではないでしょうか。それしか知らない。他に楽しいことを知らない。
虐待、いじめ、間違った指導を受けると、自分は何もできない人間なんだと思い込み、自らの選択肢を狭くすることもあります。
経済的にも問題なく、そこそこ自分で未来を選択できる環境であっても、自由に選択出ないことがあります。親が良かれと思ってレールを敷く場合です。
子がやりたいと思うことに全力でサポートするケースとは違います。子が何かをやりたいと思う前に、準備をして「さぁここに行きなさい。この道はとても安全だから」と導くケースです。
何も考えず、言われた通りの道を歩いているのは楽なようにも見えます。ですが、大人になってふと自分がわからなくなります。何をしていても満たされない。何をしたいのかもわからない。自分が好きなことすらわからない。それを探す方法も知らない。
こういった大人(大学生以上)に会ってきました。
やってみたいことにとりあえずチャレンジしましょう。
というと
「何をしたら良いの決めてくれませんか。自分ではわからないので。」
という返事が返ってきます。
「誰かに決めてほしい、その方が楽だから」という考え方に驚く人もいるかもしれませんが、実は、そんなに珍しいことではありません。珍しくないことが問題でもあります。
こういった人たちは、おそらく、人生で初めて自分に向き合い、自分が心の底から楽しい!幸せだ!と、思うものを見つけます。
これまで自分に向き合って考えることを学んでこなかったので、考えることを拒む人もいます。だから、私が決めてくれないのなら、他に決めてくれる人を探します。
「やってみたいこと、何か思いつきましたか?」と聞くと
「〇〇(他人)からこれをやってみたらと、言われたのでやってみようと思います。」
とか、
「カウンセリングに行ってみたら、これをしなさいと言われたのでやっています。」
などの返事が返ってきたことが実際にありました。
これまで通り他人に言われたことをやっているだけなので、心が満たされることはありません。
しかし、夢中になれるものを自分で見つけることができると、これまで頻繁に口にしていた不満や不安を全く言わなくなります。悩みがあってもそれは向上するためのものであって、それを克服するにはどうしようか?と考えることでさえも楽しんでいるようです。
環境が変わり人間関係が変われば、世界が広がり、興味のあるものは変わっていきます。その都度変化をするのは何もおかしいことではありません。
中学生や高校生の頃に、将来何をしたいのかが見つからなくても、世界が広くなるにつれて気づき始めるでしょう。大学生も同じです。
誰しもが好きなことを仕事にできるわけではありませんが、好きなことをするために仕事をしてお金を稼ぐにはありだと思います。それも選択肢の一つです。
「私は何が好きだろうか」「何をしている時が楽しいと思えるのか」「これから何をしたらそれが手に入るだろうか」
それを考えることができるだけで幸せなのかもしれません。それさえ許されない環境にいる人はたくさんいるからです。
誰しもが自分の未来を自由に選択できる。そんな世界になったら幸福度があがりきっと平和だろうなぁと思います。
株式会社りとるジム
ココロとカラダのメンテナンス
www.littlegy,.jp
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