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【カラダ】膝の伸展 - 1. 正しい動きと使われ方

膝の伸展 = 膝を伸ばす運動
ニー・エクステンション、レッグ・エクステンション とも呼ばれています。

膝の伸展について2回に分けて解説します。

  1. 正しい動きと使われ方

  2. 実践エクササイズ

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1. 正しい動きと使われ方

【どこの筋肉を鍛えているのか?】

「太ももの筋肉を鍛えましょう」と
高齢者や膝に痛みを抱える人に向けてテレビや雑誌で紹介されているのをよくみます。また、ジムにも「ニー(レッグ)・エクステンション」と呼ばれるマシンがあります。

上のエクササイズで言えば、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えています。

だからもし、上記のエクササイズで太ももの前側以外に違和感や痛みが生じたら、やり方を間違えていると思いましょう。

【正しい膝の伸ばし方と誤った伸ばし方】

太ももの骨を固定して膝を伸ばす

⭕️太もも(大腿)が主導権を握ってスネ(下腿)を動かします

❌ 太ももの骨が固定さない。
膝を伸ばした時に下へ移動したり、膝を曲げる時に上に移動する

誤った方法で行なうと、膝の痛みを引き起こすことがあります。

【膝を伸ばしているのは太ももの前側であると認識する】

両足が地面についた状態で膝の曲げ伸ばしをする時、どこをどのように動かしていますか?

足を地面から浮かせた状態での膝の曲げ伸ばしは簡単です。スネの末端部分が自由に動くから太ももの骨を固定しやすいからです。

ところが、両足が地面につくとなると、スネの末端部分は固定されます。だから、どっちの骨がどの方向に動いているのかを感じることは困難です。だから脳は、無意識により簡単な動きを選択します。それは“スネを後ろへ押して膝を伸ばす“を選択してしまいがちです。
これは<誤った>膝の伸ばし方です。

どんな姿勢であっても、膝を伸ばすのは太ももの前側の筋肉である!と“とりあえず“認識しましょう。簡単な方(スネを押す)に流されてはいけません。

【何がそんなに大事なのか?】

①歩く、走る時の推進力になっている

⭕️太ももの前側の筋肉を使って膝を伸展させる
意識しすぎて変な歩き方になっていますが…後方の膝に伸展する力があると、それが推進力になります。

❌スネを後方へ押している
悪い見本を行うのが下手ですが…膝をカクカクさせながら歩く人を頻繁に見かけます。推進力がありません。

②立ち上がる、ジャンプをしようとする時の上への力

⭕️ 太ももの前側の筋肉を使って膝を伸展させる

❌スネを後方へ押している

【スネを後方へ押すと何がいけないのか】

・膝を痛めます
・太ももの裏側(ハムストリングス)がストレッチされず、硬くなります。そしてケガをします。ハムストリングスが直接ケガをするよりも、お尻に痛みを感じたり、筋肉が硬くなることがよくあります。

スネを後方へ押しながら歩いている人を、街中で頻繁に見かけます。
アスリートにもいます。自分は運動神経がいい、スポーツマンだ、と思っている人にもいます。

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備考

「膝の痛み」にハッシュタグをつけましたが、膝の痛みの原因はいくつかあり、そのうちの一つです。とはいえ、膝の伸展という動作がきちんとできているかどうかを見直すことに損はありません。

次回は実践エクササイズを紹介します。

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株式会社りとるジム www.littlegym.jp
りとるジムでは細かい部位の正しい動かし方(機能)の見直しと改善を指導しています。それが全体のパフォーマンス向上につながります。
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