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1106ー1112

1106

夏休みに行った旅行先で買ったフルーツティーを飲んでみたらなかなかに甘くてちょっと薬っぽくもあって、飲むにはきついかも、何かお菓子に混ぜるとかで使いたいな。みたいに始まった月曜日、今週もどうぞよろしく。昨日は久しぶりに卒論に触らなかったので今日からまたしっかり進めます。不安になるならやるしかないもの。

バイト先の塾のゴミ箱は燃えるごみとペットボトルで分けているのだけど、ペットボトルのほうのゴミ箱にいろはすのいちごが捨てられていた。それを見た中学2年生の男の子が「いろはすのいちごなんかぜったいまずいやん!しかもこれ飲みかけやし!やば!」となぜかうれしそうに目をまんまるにして私の隣にいた先生に話していて、その先生は「たしかにそれはそう」と言って笑っていた。のだけど、私は気が気でなく。だって一昨日に上司である教室長がデスクのところにいろはすのいちごを置いているのを見たのだもの。その本人が2人の数メートル先にいるのだもの。ああ声がでかいって聞こえるって、と思ったけれど、私が気にしすぎなのだろうか。

1107

2限が終わったら文學界12月号を買う、2限が終わったら文學界12月号を買う。朝からこの一心で大学へ行き、もちろん2限を覚醒状態で受けて、生協の本屋さんへ直行。今回の文學界、私得すぎて最高。プラスで『文学キョーダイ!!』もお迎え。奈倉有里さんと逢坂冬馬さんの対談が文學界に載っているので併せて読む。めちゃくちゃ贅沢な読書体験やん。まだ始まってもないけれど、その条件を整えただけだけど。

実は今月は『新潮』の12月号も欲しくて、九段理江さんと野々井透さんの創作があるのが気になりすぎる。良いタイミングだ、と思って、ずっと図書館で借りようか迷っていた『Schoolgirl』を借りることにした。話自体は現実世界に起こっていることなのに、風景描写はどこか異世界めいたというか幻想的というか。不思議なギャップのある文章を書かれる方だと思った。

今日の授業の課題が出て、期限は来週の月曜日らしいけれどそんなの今日やらなかったらぜったいぎりぎりになると思って夜のうちに終わらせた。えらい、今日はスケジュール帳に書いたやることリストがぜんぶ終わった奇跡的な日。こういう日を重ねていきたいと思う。

1108

ここのところ毎日あるいは2日に1回のペースで紙の日記も書いているのだけれど、やっぱり私は考えたことを文字にして残すのがすきなのだと思う。じゃないとnoteで日記じみたことを書いていてわざわざ紙の日記も別で書かないよね、と。

昔聴いていたラジオを久しぶりに聴いて、なつかしい気持ちになっていた。少しだけ積もる話があるけれど、いつかまたどこかで書こうと思っている。

1109

大学から帰ってくると、母が「見て見て!」と言うので何だろうと思ったら、テディベアが描かれたバスタオルが安かったので買ってきたらしい。「見てこれ。めっちゃかわいくない?ふわっふわやで」とバスタオルを広げて見せてくれる母。テディベアはもちろんかわいかったのだけれど、これを嬉々として娘に見せてくるあなたがいちばんかわいいよお母さん。

明日大学で食べるお昼ごはんはサンドイッチにしようと思って食パンの袋を開けたのは良かったが、結局母にちょこちょこ手伝ってもらいながら作った。「あんたもう、サンドイッチすらもいろいろ言わなあかんか」と笑いながら言われたので「来年が楽しみやろ」と返した。「前途多難やろうな」「でしょうな」「前途多難サンドイッチやな」なんやそれと突っ込みたかったが手伝ってもらっているので何も言えない。サンドイッチは普通の料理ほどむずかしくないから前途多難は今回で終わりにしたいけれど。でもゼントタナンサンドイッチの語呂はなんだか好感が持てるな。

1110

起きて枕元の時計を見たらまあまあ寝坊していることに気付いたので大学へ行くのを諦めた。私は大学まで片道2時間半をかけて通っているので、ある程度早めに家を出ないとせっかく行っても大学にいられる時間が短くなってしまうというデメリットがある。授業があるわけではないので家でがんばることにした。リビングのテーブルでキーボードをかたかた言わせて、顔を上げた先はキッチンで、母がパウンドケーキを作っている。平和だ、と思った。

1111

午前中に出かける用事があって、予定には無かったけれど図書カードを使って文庫本を3冊買った。レジで本を受け取って帰ろうと思ったら、私の後ろに女の子が並んでいた。小学生だろうか、何を買ったのかは見えなかったけれど、自分のお金で本を買ったのかなあ、それともお母さんに買ってもらうのかなあって思うとすごく親近感が湧いた。

本を読む人が減っている、という話をよく聞くけれど、本当にそうなのかなあ、と思ってしまう。XとかInstagramを開けば本を読んでいる人たちがたくさんいて、本屋さんに行けば私と同じように棚を物色する人たちがいて。電車に乗っているとたまにだけれど本を開いている人がいて。世の中には確実に、本を愛している人がいて、本を読んでいる人がいるはずなのだ。と、思っている。
でも同時に、本は贅沢品になったのかなあ、とも思う。私が中学生高校生のときは文庫本は600円あれば1冊買えたのに、今は800円とか、文庫本でも1000円を超えるものも珍しくない。本を読みたくても色んな事情があって読めない人もきっといるんだろうなあ、と思う。(すべての人のことを分かっているわけではないからいち大学生が考えられる、考えが及ぶ規模は当然小さいと分かっている。)

電車に揺られていると、目の前に座っているポニーテールの女の子がポッキーを食べていて、11月11日だ、とうれしくなった。

1112

一昨日に母が作ってくれたパウンドケーキがおいしすぎて、自分でも作った。小さい頃は母がバナナのパウンドケーキをよく作ってくれていた。何気に自分一人でパウンドケーキを作ったのは初めてだった。他にもお弁当のおかずを何個か作って(そのうちの一つはちょっとだけ焦がした)タッパーに入れた。こういうことを来年からもコンスタントにやりたいなと思う。

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