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『文學界』11月号を読む。創作と連載以外のところはほぼ読んだ?くらい。創作が2つあって、一つは途中まで読んでいたから続きから一旦最後までさーっと読んで、またもう一回読み直す。もう一つは初めましての作家さん。楽しみ。12月号が最新のやつだけど、これは今月末からの東京滞在中にがっと一気読みしようかなあ。

Re:nameのポッドキャストがあることを知って歓喜。去年の夏に行ったライブで出演しているのを見て、何このバンド!!すき!!と思ったのがきっかけ、就活をしていたとき面接に向かう地下鉄駅の地下道を歩きながら聴いていた。メンバーの皆さま関西弁でお話されているのが心地良い。

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サークルのひとつ下とふたつ下の後輩をごはんに誘った。自分から後輩に声をかけるなんてほとんど無いから私自身どことなく落ち着かなかったけれど、サークル以外のこともいろいろ話して楽しかったな。私がまだ後輩の立場で先輩がいたころは、先輩がスマートにごはん代を奢ってくれていたけれど、私はそんなスマートにやれないわと思って「奢りなので好きなの食べなね」と先に言った。
後輩だった当時の私からしたらもちろん先輩に当たり前のように奢ってもらえるなんてそんな考え方は危険すぎるしいくらなんでも傲慢だ、でも先輩のご厚意に甘えたい気持ちはあって、という非常に複雑な緊張を抱きながら先輩とごはんをご一緒していたな、って思い出していた。自分が先輩になった今は、自分が奢ってもらえていたぶんできるだけご馳走してあげたいって思っていたから、もう先に言っておくのがお互いにとって良いよな、って。

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父方の祖母からLINEが送られてきた。私の父が、袴の前撮りをしたときの写真を見せたらしく「何度見ても美人可愛癒やされます、狼に気をつけてね、」と書いてあった。前半はありがたい褒め言葉として受け取ったのだけど「狼」の意味が分からず母に聞いてみたら「男の人のことやで」と言われて、なるほど、と思った。変な男の人に引っかかるなということだろうか。「送り狼」という言葉もあると言われて、意味も教えてもらって、なるほどなるほど、と思った。すべての男性が狼ではないだろうと思うけれど、そういうたとえを使うのか、と学び。今の私に恋愛願望や結婚願望は無いけれど、そういうのにかかわらず気をつけようと思った水曜日。

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電車の中で外国人観光客に「この電車はこの駅止まる?」とスマホを見せられた。Wait a minute. Yes, this train. About 11 minutes. / Oh, thank you! 私のほうが先に駅を降りたのだけど、「アリガトウ~!」と言ってもらった。朝から小さな人助け。

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キャンディクラッシュってスマホのゲーム知ってますか。私の母が割と細く長くこれをやっていて、レベルが10200なんぼやねん今と言われてバグってるな…と思った。度肝を抜かれながら晩ごはんの焼き鮭を食べている前で「あ」と母がまたスマホの画面を見せてくれて「クリアしたわ」。こうして母はキャンディクラッシュのレベルをマイペースに上げ続けていくのだろう。

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燃え殻さんの『すべて忘れてしまうから』を読んでいる。ここ数年は小説と同じくらいの頻度でエッセイを読むことが多くなった。同じように平等な時間を生きているのに日常の切り取り方が人によって違うのが面白い。燃え殻さんの文章が描く情景は、どれも少しだけセピアがかっているというか、そんな風に感じる。

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学園祭に行った。朝から母と一緒に行って、焼き鳥と餃子とチュロスを食べた。陶芸部のマグカップを買ったり短歌会のブースで短歌が書かれたアクリルキーホルダーを買ったり、ちゃんと学園祭を楽しんだ。私が1回生だったときはコロナで学園祭が中止になって、2回生と3回生のときはサークル活動に勤しんでいて、参加者として学園祭に行ったのは今日が最初で最後だったことになる。大学での色んなことが少しずつ、でも確実に終わっていく。基本的には悔いは無いと言えるけれど、歌とか音楽に関するサークルで活動をしてみたかった、というのは唯一の心残りかもしれない。私は歌を歌うのがだいすきで、一度で良いからたくさんの人がいる前で歌ってみたいという小さな野望があった。いつか、いつかで良いから、叶えてみたいと思っていること。
日中は暖かかったのだけど、夜になると寒くなってきて、駅の近くにあるラーメン屋さんで食べた醤油ラーメンは格別だった。

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