なあ、財前

里見「誰かを救うためには誰かを切り捨てるのか」

財前「外科は治る可能性のある患者を優先的に救うのであり、大学病院も限られたベッドの中で出来るだけたくさんの患者を救うのが使命だ」

製薬会社勤務の女性(演 木村多江)にガンの全身転移が見つかり、余命3月しかないことがわかったときの旧友2人の掛け合い。

里見は1人残さず、患者さんと死ぬまで向き合いたい。

財前は自分の腕で最大多数の患者を治すことに注力する。

財前の発言はおそらく今の日本では誰もできない。薄々感じていたことだけど、それはコロナ渦で顕著にでた。

【命の選別】という誰もが自ら触れることを拒む課題に今まさに直面している。コロナで高齢者や基礎疾患のある方が重症ベットを占めている。そして、その中に残念ながら適切な医療財源を尽くしても、お亡くなりになられた方がいる。医療の財源が無限でなく、超高齢化社会の現実がそこまできていることを考えると、高齢の方からいってもらうことも選択肢の1つになる可能性はそう低くはない。そのために、選択的に死ぬ権利などを個人にゆだねるなどの法整備を、医師会全体が声を上げなければいけないタイムリミットは日本の人口構造からして、そう遠くはない。もし、財前が医師会代表なら昨今流行りの医師会の記者会見で、みながそむける現実をズバズバといい、コロナ渦の医療現場は現代の日本では想像もできない事態となっていたかもしれない。

自分の考えを綺麗に書けないし、ストレートに書くと、誹謗にもつながりかねないので、この動画をどうぞ

https://youtu.be/mIQyBIka3W0



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