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社会科教育の正義とその暴力性

私は社会科の先生になりたいと思ってるけど、学校で教えられる社会科は好きじゃなかった。

日本史の先生の話は面白かったけどセンター試験のための日本史は(当然っちゃ当然だけど)嫌いだったし
地理や世界史や政治経済、倫理も嫌いだった。

まずなんのために学ぶのかわからなかった。
そして、学ぶ意義(よりよい現代社会をつくるため)をちゃんと伝えたとしても
教師や専門家が「大事だからしっかり学んでくださいね」と正義を押し付けるように教えるのはそれは権威に従わせるようなもので過激な言い方をするとちょっとした暴力なのではないだろうか。
「先生にとっては大事なことかもしれないけど今の自分にとっては全然大事じゃないんですけど?」みたいな。

もちろん、生徒が大事だと感じなくても教えなければいけないことはある。
でも、そもそも教師には生徒には持っていない権力があって、生徒は基本的には授業を受けなければならない。
教育の使命や正義に溺れてそのことを忘れないようにしたいなと思う。

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