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Pajama Day~パジャマ・デイ

9月の最終週は各クラスでパジャマ・デイを催しました。

子どもたちはパジャマ持参!
この日より前のクラスではmy sleepover bag作り

お泊りに行くとき何を持って行く?
子どもにより持って行くものは違います。

何を持って行こうかなあ、そういうことを自分で考えて英語で表現すること。そういうことが言語習得だと私は思うのです。

もちろんいきなりは難しいですから
例えば
pajamas?
pillow?
ひょっとして
toorhbrushもいる?
という具合に準備したサンプルを講師が子供たちに紹介してくれます。

その与えられたサンプルを切り取ってワークシートに貼って、単語を覚える。
そうすることがクラスで”英語を勉強する”ことだと捉えられがちなんです。いくつ単語を覚えて言えるようになった?
いいえ、そうではない、と私は思うんです。

講師の説明を聞いてプロジェクトの内容を英語で理解し、ちょっとワクワクしながら自分は何を持って行きたいか、そしてパジャマデイにはどんなゲームをしたいか、そんなことを考えてそれを講師や友達に伝えることが言語習得のプロセスだと思っているのです。

自分自身の経験で、第二言語の習得において、意識して覚えた単語ひとつひとつや表現がうまく習得に繋がったと実感することは一度もありません。


講師には時々ビデオを撮ってもらって子供たちの習得状態を考察しています。長らくクラスにいてそれなのに思うように発語ができていないと思われるお子さんであっても、講師の言うことは全部理解できていたりするのです。

言語習得は頭の中でとても複雑なプロセスを辿っている。
子どもたちのそれを私にも講師にもクリアに見ることはできません。
でも、ある日突然講師の話を理解して行動しているのを見たり、思わぬ発語があったりすると、私たちはとっても驚き感動するんです。

それは私自身の経験、ある日ふと自分の言語の上達を感じる、それと一致するもので、九九を覚えるように何段まで覚えたから習得できたというのとはわけが違うのです。

脳の働きの不思議、言語習得の不思議、私をいつもいつもそれらに魅了されています。


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