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オノマトペや比喩をつかって文章を豊かに

自分が文章を書く時。
子どもが作文や日記を書く時。


非常によく使う表現が、
「面白かった」
「感動した」
「すごいと思った」
…
…


これだと
毎回同じような文になってしまう。。笑


表現力を豊かにするには?
と日々、自問していますが、


いっそのこと、
「面白かった」「感動した」といった使い勝手の良い言葉を一時使用禁止!
にして文章を書いてみたらどうなるだろう。



と思って挑戦してみると、
自分の頭の中にある(数少ない)語彙の中から
懸命に違う表現を探すようになった。


(これはとても良い訓練になりそう)


今回ご紹介する
石黒圭 著
『形容詞を使わない大人の文章表現力』
は、


9つの表現力の引き出しを身につけて、
具体的でわかりやすい知的文章を書けるようになろう!というテーマの本です。


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①あいまいさを避ける【限定表現】
②個別性を持たせる【オノマトペ】
③詳しく述べる【具合描写】
④明確な基準を示す【数量化】
⑤事情を加える【背景説明】
⑥出来事を用いる【感化】
⑦表現を和らげる【緩和】
⑧裏から迫る【あまのじゃく】
⑨イメージを膨らませる【比喩】


そんな9個の引き出しの中から、
私が特に磨きたいとおもった表現力は、
「オノマトペ」と「比喩」。


オノマトペは擬音語・擬態語ですね。
ドタドタ ふらふら
ベタベタ ツルツル
サクサク もちもち
バーン ドーン ドカーン
みたいな言葉たち。


「音」を表現することで状況がイメージしやすかったり、伝わりやすくなったりします。


そして、比喩!
例えば、この本に紹介されていた『走れメロス』の比喩表現


『路行く人を押しのけ、跳ね飛ばし、メロスは黒い風のように走った』


これだけでも、沈んでいく太陽を背景に、懸命に走るメロスの姿がより鮮明に浮かんでくる。


文豪と呼ばれる人達は、比喩表現が独創的なのもきっと魅力のひとつなのでしょうね!


これから小説を読むときは、
比喩表現に注目してみたいと思います。


あ、そうそう!
オノマトペの章を読んでいてとても興味深かったのが、
「お菓子売り場にはオノマトペがあふれかえっている」ということ。


例えば、
ぽたぽた焼
さくさくパンダ
プッチンプリン
ガリガリ君
…
などなど。


子どもと一緒にオノマトペ由来のお菓子を探すのも楽しいかもしれません^ ^


(洗剤のキュキュットなども紹介されていて、なるほどー!な発見でした)


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