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【ハートガラポンの不思議な島】2016年板橋と渋谷の小学生が創り上演したオリジナルミュージカル作品を解説します

渋谷&板橋リトル・ミュージカルの小・中学生が、2016年に創作し、同年9月10・11日渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて上演したオリジナルミュージカル「ハートガラポンの不思議な島」の作品解説ページです。

リトル・ミュージカルについては、こちらをご覧ください。↓

イントロダクション

2015年の公演を終えて3ヶ月後からこどもたちと作戦会議をはじめました。歌もつくり踊りも一緒に創る、そんなことが本当にできるかどうか。

「全員合格オーディション」の後、主に高学年から選ばれた創作チームのメンバーと、アイデアを考えては、少人数のグループで共有し、芝居をみんなの前で披露する。そんな難易度の高い創作のワークショップを繰り返し繰り返し行いながら、こどもたちの創作心を温めていたころ。

そんな折「カナダ人の少年が3年がかりで、マヤ文明の都市と星座の位置の関係性を突きとめ、古代遺跡を発見した」というニュースがネット中を駆け巡りました。

この事実が本当かどうかはわかりません。ただ3年もの月日を1人で黙々と研究し、専門機関に協力を得て、ここまで世界を驚かすエピソードになった事実に、大きな勇気をもらい、今のこどもたちと突き進んだ作品です。

あらすじ

陽気で前向き、冒険大好きなたけるは、誰も知らない「不思議な島」の存在を確信していた。たけるは船の上で偶然出会ったけん、ゆうと、あすか、さくらとともに、レーダーにもうつらない、地図にものっていない不思議な島にたどり着く。やっぱり、あったんだ!誰にも知られていない不思議の島!!その島で個性豊かな生きものたちと遭遇する子どもたち。

え!? コンブポリスって、コンブがけいさつ!? ツインズバードって鳥?飛べるの!? 次々にうまれてくるハートガラポンって、いったいなに!? 伝説の“ハートロック”って!?

数々の不思議な体験のむこう側に見つけたもの。どんな自分だって、足の向く方へ。答えのありかはたったひとつ。

お客様の声

久しぶりに気分がすっきりするものを観ました!人はこのまま成長すれば、世の中なんにも問題なくて、素晴らしいアーティストだらけになるんじゃなかろうか、なんて考えてしまいました。大人がダメなんだね。しかしそれにしても、これだけの数の子どもたちを、その自由さや個性を損なわずにまとめているのは本当に素晴らしい!(渋谷2回目)
ただただ、歌い演じるエネルギーがそこにありました。
舞台にいる子供たち一人一人が繋いでくれること、小さい歩幅でもすごく大切なこと。(渋谷2回目)
音楽業界に必要なのは音楽が本当に好きな子どもや若者を育てることなんです。そのためには聴くことはもちろん、子どもたちが共に歌う、共に踊る環境を作ることです。それがカラオケだって僕は良いと思います。自分たちで作るんだ、作ったんだと思える作品であれば尚のこと良いのです。その作品を拝見して、僕は感動します。しかし、それが「感動ポルノ」であるかどうかには厳しく自らの涙腺を律せねばなりません。”リトルミュージカル”のオリジナル公演、『ハートガラポンと不思議な島』はあらゆる子どもたちに音楽の大道無門を伝え、観る大人の僕にもそれを伝えてくれたと思います。公演時間1時間、演じる子どもたちにとっても、観る子どもたちにとってもギリギリ目いっぱいの表現時間。そこまで読み取って、演じるも観るも飽きさせない見事な公演でした。引用する楽曲がややオッサン・オバサン臭かったのは次回の課題ですけど、全面的に支持します。もっと大きくなれ!誇りをもって大きくなれ!(渋谷2回目)
普通演技って役にハマったりのめりこんだりするものだけど、このミュージカルは「役を通してその子自身が見えてくる」ような、とても不思議で新鮮な感覚を覚えました。何より子供たちの大きな声と一生懸命な表情が素敵でした☆2歳の息子も歌パートを食い入るように見ていたので、連れてきてよかった(^^)大きくなったらぜひお世話になりたい…笑 (板橋1回目)
1時間強の舞台、自分達の子どもが出ているかのようにハラハラしたりドキドキしたりホロッとしたりいい時間でした。子どもの表現力って本当にすごい。見ている大人に力を与える。ストーリー自体にもあったように、全ての子どもたちが自分が自分であることを肯定できる、そんな社会を創る義務が我々大人にはあるとあらためて思ったし、子ども達は「未来」そのものだと実感しました。(渋谷2回目)
「ハートガラポンの不思議な島」観劇終了。とっっっても素敵で微笑ましくでもしっかり感動も笑いもアリでちゃんとミュージカルで、、素敵でした!登場人物の設定や場面の展開の速さなど、子供たちが全て把握して身体に入るまで一体どれほどの時間を費やしたのでしょう、、、子供たちにとって間違い無く生涯忘れられない想い出です。この中からミュージカルや音楽、舞台の道を目指したくなるのは自然の流れだよなと、この活動の素晴らしさを改めて目で耳で肌で感じることが出来て、とても幸せでした。
幕があいてからずっとうるうるして自分の子が居るわけでもないのに涙を流していました。子供達が本当にキラキラしていて子供のパワーってすごいなと。舞台に立っている子はもちろん、周りに座っている子が身を乗り出してずっと見ているのが何だかとても素敵でした。(渋谷1回目)
いやー、想定外に泣いてしまいました。子どもが、じゃなくて、私が。幕上がって舞台の上でライト浴びて立ってる子供らのその立ち姿から、自分たちが作ったものへの誇りとか舞台に立つ喜びとかあふれまくってて、それだけで泣いてしまいました。(板橋1回目)
これは見て本当にすごいと思いましたよ。観劇としてのクオリティの追求が感動を呼ぶレベルですごかったし、それと参加している子供達への教育的価値を両立させているのが更にすごいし、っていうかその両立にチャレンジして頑張ろうとしている枠組みというか空気感自体が価値なのかな。社会に求められてきた = 高いニーズがあるけど実際に提供するのは難しいものの類。チャレンジし続けてください!(板橋2回目)





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