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AMプール

4回。

お盆に泊まりに来た1歳半になる姪っ子を、1週間でプールに入れた回数だ。

お布団の上で寝そべって「あぅあぅ」言っていただけの時期はとうに過ぎ
たくましいふくらはぎをもって、彼女はあらゆる場所を駆け回っている。
「大地を踏みしめています!!」と言わんばかりに家の中でも足音を立てて歩くものだから(どうやら音がなるのが面白いらしい)
2階で寝ていても、1階の姪っ子の足音で目を覚ます日々だった。

母(姪っ子にとっての祖母・以下ばぁば)が
近所の西松屋で調達した、ミニサイズのプール。
明らかに子供用だが、大人1人ぐらいなら
三角座りで入ることができるサイズ感。
(実際に空気を膨らませて母と入ってみた笑)

姪っ子にとってプールは人生2回目で、最初こそ遠慮がちに水に浸かっていたが
次第にプールから出たり入ったりを繰り返し、おもちゃで遊んでいた。
プール監視員って、楽じゃ無いな、と思った。

3回目のプール。
その日は暑かったので、私もプールの水に足だけ浸けて涼んでいた。
そろそろ出ようか、という時に
姪っ子がスイムパンツ(おむつだけど水の中でも履けるタイプ)の中で
うんちをしていたという衝撃的な事実が判明したのだが
あくまでも冷静に「あらま~」と言った感じのセリフを言い、
姪っ子たちが家の中に入ってから
ホースでくまなく足を洗った。
彼女がプールから出たり入ったりを繰り返すため、
汚れた足で水が濁っていくのを感じてはいたのだが・・・
なんてツいてる日・・・


姪っ子を観察していると
毎日、何か1つできることが増えていくのが
とてもまぶしく感じた。
同時に、自分もこんな感じで大きくなったのかと思うと
信じられないとも思う。

大きな足音は、命の音。





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