ドスギルオスにはドスがない。
ドスという冠
初めてMHPに触れた頃、ドスどころかランポスが怖かった。なんなら猪(ファンゴ)も怖かった。蚊(ランゴスタ)だってしんどかった。
あの頃。『ドスランポス』(リンク先はMH4公式サイトです)に会っただけで震え上がっていたものですよ。
ドスランポスといえば、トサカ。あの立派な。真っ赤な。砕けるとなんかセクシーになっちゃうアレ。
ドスランポスだけじゃない。ドスゲネポスにもドスイーオスにもドスジャギィにもドスバギィにも、なんならドスガレオスにもトサカ、ありましたよね。一部たてがみっぽい気もするけど。部位破壊もあるとこですよ。
今作にだって、ドスジャグラス君にはドレッドヘアというドスがある。
イャンガルルガさんやイャンクックさんの「イャン」って顎のことじゃないですか(私見)。だったら「ドス」はやっぱりあのトサカでしょう。(私見の上に成り立った類推)
だったら、ドスギルオスにもあるべきじゃないですか。
ドスじゃなっくて、トサカ。
トサカ、ないですよね。ドスギルオス君。
だから見てください。
ただでさえ暗くて、瘴気が漂っていて視界が悪いこの世界で、ギルオスに紛れてしまうありさまを。
スポットライト(?)でようやくわかるってかんじじゃないですか。
これで、ドスだなんて。ドスだなんて。たしかに頭部にきれいなVラインはありますけど、そういうところ省エネされると見えないじゃないですか。ドスが。
チームに埋没して何がドスか!(言いがかり)
「華ってなんだよ! どこで売ってんだよ!」
(舞台『八王子ゾンビーズ』より)
去年見た舞台、『八王子ゾンビーズ』で最も心に染みたセリフ。それが冒頭に出てきたこれですよ。主人公は「華がないから」という理由でオーディション落ちしたダンサー。彼がのたうちまわりながら言うセリフ。
ほんとにねぇ、どこに売ってるんだろうね……。
わたしだって欲しいよ……。
と、遠くなりそうなココロを奮い立たせて、ドスですよ。
ドスって、言ってみれば花ですよね。
小型モンスターのボスで、中型モンスターの証。それがドス。それが華。
ドスギルオス君の華は、どこにあるのか。
さっきも触れた、頭のV字。これは確かにアピールポイントだよね。アイコンにだってこのVが描かれてるもんね。
あと、この体勢から攻撃してくる猫っぽい動きもチャーミング。
うんうん、魅力的だよドスギルオス君!
でもさ、地面に転がってると全部目立たないんだよね……。
とりあえず、瘴気の谷の上のあたりまでお散歩できるようになろうよ。そうしたら、ちょっとは世界が開けるかもしれないじゃない。
先は長いんだ。一緒に輝く道を探そう。
だからわたしに、鋭牙をもっとください。
瘴気の谷のそのあとは
やっぱりお風呂だよ。マイハウスに温泉があるんだよ。
なんかこれだけでオールオッケーな気がするね。
つづく
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