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リトグラフ 極薄ダーマトの製版 その1

少し時間が空いてしまいましたが、ずっと描画して来た究極の版の製版テストです。
夜明け前の空です。
今回はテストといっても版を複数作り重ねて見たいと思っています。
何が究極かと言うと、ご覧のようにダーマトグラフでこんなに薄く描いたものが、ちゃんと製版できるのか?と言う問題です。
事前に試行錯誤しましたが、とにかく研磨されたアルミ表面の先端にちょびっとだけダーマトグラフの粉がこびりついているだけ。
スポンジなどで擦れば簡単に取れてしまいます。
その為、極力版や描画材に圧を加えたく無い。
しかし、きちんとしたネガ部分とポジ部分を確立させなければならない。
スポンジを使わないでやると言うのも無理がある。

エディション・ワークスの様子
水場が近いので便利
ファーストエッチ前
タンマグを柔らかい刷毛を使い塗布しました。
製版後
下部はチンクターを塗ったのでベタになっています。
この版は薄いダークブルーの予定
2版目も製版
こちらは燻んだイエローの予定
ダーマトの細かいタッチが出てくれました。

企業秘密の部分もあるので、全てお伝え出来ません。
とにかく作業は全て優しく、軽く素早くやる事
しかし要点は押さえること。
これはリトグラフの作業の全てで守るべきことです。どうしても力が入ってしまう。完全に描画材を落とそうと擦ってしまう。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
製版インクの付け方、ローラーのスピード等も気をつけなくてはなりませんね。
自分としては及第点をつけても良い製版でした。
次回は色インクで紙に刷って見ましょう。

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