カツラの葉っぱの秘密~2年目でようやく実る恋~
カープファンの木のその後
森と木が大好きな北海道の佐野です。
さて、先月、「北海道の木はカープファン?」と題した記事を投稿し、春先の北海道の山は、赤い新芽のカツラが目立ち、山全体が赤くなることを紹介しました。
あれから、1ヶ月経ち、山の様子はどうなったでしょう?広島カープファンを続けているでしょうか?
赤から緑へ変身
カツラを初め、冬には葉っぱを落としていた木々たちが若々しい緑の葉っぱを広げ、山全体が赤から緑に変わっていました。
遠目では、カツラと他の木の区別がつかなくなりましたね。
4月の森
5月の森
4月のカツラ
5月のカツラ
たくましいカツラの赤ちゃん
カツラの木の足下に目を移すと、昨年、落としたカツラの種の鞘で埋め尽くされています。バナナそっくりですね。これが本当にバナナの皮だったら、滑って転びそうです。
とろこが、こんなにたくさんの種が落ちているにも関わらず、回りをみても、カツラの赤ちゃんが見当たりません。不思議ですね。すると、よく探してみると、水辺沿いの石垣の隙間から芽を出し、枝を伸ばしていました。ライバルのいない場所を住みかとして選んだんですね。
地面はバナナの皮(カツラの種)だらけ
石垣から芽を出すカツラ
ハートの葉っぱ
さて、カツラの葉っぱはハート型であるのが特徴ですよね。ところが、中には、ハート型ではない葉っぱ、ハートの凹みが目立たない葉っぱがあります。これはどうしたことでしょう?
典型的なハート型のカツラの葉っぱ
ハートの凹みがないカツラの葉っぱ
恋が実るのは2年目?
実は、ハート型ではない葉っぱは、今年の春に伸びた枝(一年生枝)についた葉っぱです。2年生枝より古い枝につく葉っぱはハート型になります。
つまり、これは、付き合い初めて1年ではまだまだで、恋が実るのは2年目だよということを、私たちに、教えているのでしょうか?
私の場合はどうだったかというと、、、
それは、さておき、葉っぱひとつとっても、不思議なことがたくさんありますね。
一年目の枝についたカツラの葉っぱ
2年目の枝についたカツラの葉っぱ
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