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栃木県馬頭院のコウヤマキとの出会い

こんにちは。千葉の中田です。
今日は、先日訪れた栃木県那珂川町の馬頭院で出会ったコウヤマキをご紹介します。
この和な感じ。絶対日本原産の木なのに一瞬何の木か分からない?マツ?スギ?
と思ったら・・コウヤマキでした!!

↓樹皮はスギそっっくり↓

馬頭の枝垂れ栗(若木)_馬頭院_栃木県那珂川町_MayaN (14)

↓実は松ぼっくりそっくり↓

コウヤマキ_馬頭院_栃木県那珂川町_MayaN (23)

コウヤマキ、お屋敷やビルのエントランスや庭に、こじんまりとした木が植えられているのはよく見かけるのですが、こんな木になるとは・・!
そうしたら、丁度今週は三浦豊さんの森のサロンのテーマが「コウヤマキ」でした!(森のサロンはリトカル会員の中田が個人的に参加しています。)

コウヤマキ・・日本では深山だけに自生する日本固有種。
しかも一属一科一種という他の木々と全然違う種類の木なのです。

恐竜時代には世界に分布していたのですが、氷河時代が何度も訪れるうち、日本だけに残されたのだそうです。

木材としての耐久性や美しさから古墳時代から伐採が始まり、平安時代には超貴重な木材になってしまったとのこと。
ほぼ総ヒノキでつくられた平等院鳳凰堂の屋根の下の一部にだけコウヤマキが使われていることで、藤原氏の財力を示したというのです。。

馬頭院はコウヤマキは、ほぼ北限に位置するのにこれほどまで立派に育っているとは・・・驚きでした。

馬頭院の格式の高さの象徴ともいえる木だったと思われます。

コウヤマキ_馬頭院_栃木県那珂川町_MayaN (15)

じつはこの馬頭院には樹齢300年のクリも有名なのです。
次回はその木を紹介します。

三浦豊さんの森のサロン・・素晴らしいです。
https://www.niwatomori.com/morito/
1年分振り返って聴けるので、毎日少しずつ聞いています。
日本中の木の今の姿を紹介しながらその生態、文化、美など色んな角度から語っていただけます。
木のこと深く知りたいという方におすすめです。

木と人との出会いをつくるWEBアプリ

はなもく散歩ロゴ

はなもく散歩ロゴNPO法人リトカルは、もっと多くの方が木と出会い、木をもっと深く知り、癒されながら、生命のつながりの深さ、森の尊さを知っていただきたいと考えています。
木と人の出会いをつくるWEBアプリ「はなもく散歩」は、そのために開発されたアプリです。
ぜひ「はなもく散歩」を通して、木と友だちになってください。
「はなもく散歩道」はこれから全国に拡大する予定です。

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