クリの花は虫たちのレストラン
クリの花が咲いています。もう終ってしまっている所もあるかもしれませんね。クリの花には沢山の虫がやって来るので、毎年、楽しみにしています。花の期間は短く、「あー、残念。見られなかった。」という年が多いのですが、なんとか今年は花と虫を拝むことができました。
フサフサの雄花の下の方に、小さな雌花がついています。緑色の入れ物(総苞)の中に花が3個入っています。緑色の総苞がトゲトゲのイガになるようです。おいしい🌰栗ができますように!
花には、チョウ、甲虫、ハチ、ハエなどいろいろな虫がやって来ます。しばらく見ていると、次から次へ、顔ぶれが変わっていきます。
クリの葉を食べる虫も沢山います。ヘンテコリンな蛾の幼虫がいました。
クリの葉が巻かれてぶら下がっています。これは小さなゴマダラオトシブミの仕業。小さな体で、何倍もの大きさの葉を巻いていくとは、大きな仕事をするものです。巻いた葉が戻ってしまわないよう、上手に巻いています。
芽が赤く膨らんでいるのは、クリタマバチが作った虫こぶです。この虫こぶが沢山できると、栗の実🌰ができないことがあります。
クリは縄文時代から植えられ、とても役立つ大切な木だったとのことです。
縄文時代にクリにどんな虫がやって来ていたのか、想像するとワクワクします。
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