リトカル総会、講演「自転車でアラスカ縦断」
リトカル総会
GWも挟まりご報告が少し遅れましたが4月24日はNPOリトカルの総会でした。
この2021年度は、リトカルや「はなもく散歩」にとって大きな飛躍の年となりました。
今年は、採用場所を増やせたと同時にはなもく散歩研究会も立ち上がり制作・立案メンバーを増やすことができました。
株式会社トンボロ小久保さん講演
自転車でアラスカ縦断
総会の後は、はなもく散歩のシステムを制作くださっている株式会社トンボロの代表小久保勇樹さんにお話いただきました。
テーマは、自転車でアラスカ縦断。
小久保さん22歳のチャレンジです。
多分、小久保さんの若かりし頃の経験が、はなもく散歩の制作を引き受けてくださったことに繋がったと思ったからです。
野田知佑さんに憧れて
小久保さんは、カヌーイストの野田知佑さんに憧れ、アラスカ縦断を決めたとこと。
すでに沖縄から北海道まで自転車で旅するというチャレンジをした後、さらなるチャレンジとしてアラスカ縦断を決断されたということです。
アラスカ縦断
当時22歳だった小久保さん。アラスカは、初めての海外だったそうです。
自転車の旅は突然終わった
なんとか苦しい旅もあと数日300キロ・・となったとき、自転車が大破。チェーンが切れて内部に巻き込まれズタズタになり自転車の旅行は、急にあっけなく終わってしまったそうです。
そこに通りがかった車の旅行者が乗せてくれて、あと3日を予定していた旅路はたった3時間のドライブで終わってしまったということです。
アラスカ自転車縦断チャレンジの結果は・・・
小久保さんのお話、どんどん引き込まれて、リトカルメンバーはすっかり聞き入ってしまいました。
大変だとは思いながらもすっかりアラスカに行ってみたくなった中田裕士(高2・リトカル代表中田の次男)が「自転車旅行して、人生はどう変わりましたか?」という質問すると驚くべき答えが・・
人生は一発のチャレンジでは変わらなかった
「それが・・変わると期待していたのですが、何も変わらなかったです。」という小久保さんの予想外の答え。
飾らない答えが小久保さんらしくて笑ってしまいました。
でもその後の「人生は、そんな一発のチャレンジよりも、仕事などを通して色んな出会いがあって時間をかけて学ぶことの方がずっと大きいということが後になって分かりました。」という言葉。
この言葉は、このチャレンジをやり切った小久保さんだから言えたことだと思います。
高校生は「なるほどーー。」と頷いていました。
人はアラスカの方が温かい
前の年にチャレンジされた沖縄から北海道まで自転車日本縦断の旅との比較を聞いたところ、「日本の方が人がクールに感じた。アラスカは人が少いため、出会いを貴重に感じて、みんな声を掛け、助けてくれる。」とのこと。
ちょっと意外でした。。でもそうなのですね😅日本人は冷たいのか。。
小久保さんは決して英会話が得意というわけではないそうですが、アラスカではわかりやすくみんな話してくれるので、全然不自由は感じなかったそうです。
今年も株式会社トンボロさんと共に
はなもく散歩を支えてくださっている小久保さんの若かりし日のチャレンジを共有いただき勇気をいただいてリトカルの1年を締めくくることが出来ました。
また次の1年は、NPOリトカルやはなもく散歩研究会メンバー、株式会社トンボロさんと共に「はなもく散歩」は前進していきます。
「木や生き物との出会い」のきっかけをより多くの方に提供できる仕組みを作っていきたいと思います。
NPOリトカル代表 中田
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