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千葉県立東葛飾高校の授業ではなもく散歩活用

7月6日、千葉県柏市の東葛飾高校に行ってきました。
高校1年生の生物基礎の時間に、「木に実際にふれる」ことを目的に、今年3月に導入されたはなもく散歩を活用してもらいました。
https://hanamokusanpo.jp/place/49278
合計4クラス。今回が最後のクラスの授業ということで私(リトカル代表中田)も参加させていただきました。
生徒さんたちは、スマホに事前にはなもく散歩をホームボタン登録いただいてるので、スムーズに使ってくれました。
樹名板の木をグループで周り、はなもく散歩の解説を参考にしつつ観察、発見したことを所定の用紙に記入していくというもの。
みんな最初は、「スマホで観察??」「木と友だちになる?」「木が自己紹介してるよ?!笑」と、驚いて木を見るどころでないかとも思いましたが・・・すぐ慣れて使いこなす高校生。さすがZ世代です。
発見したことについてグループ同士で笑顔で話し合い、実際に木の葉や実をさわったりして感触を確かめる子たちも多くいました。
私も一緒に回って、はなもく散歩の使い方のヒントや木についてエピソードを生徒さんたちにお話させてもらったりしました。
最後に各グループの生徒さんに使って見た感想を聞いたところ、「実際の木を見ながらの学習は、興味がわいてとても良かった。」というコメントをいただきました。
今回の企画を進めてくださっている生物の先生で森林インストラクターの飯島先生からは
「これまでの野外観察では、40人を引き連れてコースを回るというスタイルで実施してきました。ポイントを押さえて解説をするという点では良いのですが生徒にとっては受け身な姿勢になってしまうことが問題と感じていました。
主体的に学習することが重要視されている昨今、アプリに解説をしてもらって生徒が自分から敷地内を回るというのは時代の流れに合致していると思います。
実際の生徒の様子を見ていると、楽しそうに回っており、アプリは本校生徒にマッチしていると思いました。また、1人の教員が解説できる内容は限られていることから、生徒自身が情報にアクセスしながら観察するというスタイルは効果的と思いました。」
というお言葉をいただきました。。
はなもく散歩が受け身的に聞く教育からの脱却となりうる。。それこそ私(リトカル代表中田)がこのWEBアプリを開発を決心した理由の一つでもあります。
今後は、同じ生物基礎で季節を変えての木の観察をされるとのこと。また中学校の生徒さんたちに樹名板の制作をしてもらうことも検討されているということです。
飯島先生は、今年度の活用結果を高校の生物科研究会にも発表してくださる予定とのこと。今後の展開が楽しみです。
ちょうど東葛飾高校の近隣にある
・国立科学博物館筑波実験植物園
・手賀沼ふれあい緑道
・松戸21世紀の森と広場
にはなもく散歩が導入されています。生徒さんたちが興味をもってくれて、それらの緑地も訪れてくれたら、よりいっそう深い学びにもつながることが期待できます。


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