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ジブン株式会社マガジン#9 ~自分のキャリアにみる弱者の戦略

ジブン株式会社ビジネススクールの今月の課題である「弱者の戦略=ランチェスター戦略」について自分のこれまでのキャリアに当てはめて考えてみたところ、『確かにそうかも!』と思えたのでちょっと分析してみます。

弱者の戦略としては
     局地戦・接近戦・一騎打ち
ということで自分のこれまでのキャリアに当てはめてみました。
私が役所(会社)で主に所属してきた部署は会社の基幹部門でした。
そんな中での転機は約5年前。
その時、基幹部門で10年近くキャリアを積んでアラフォーに差し掛かり当時は係長職でした。

係長職に昇進してからは2年で本部に呼ばれるなど順調でしたが、ここから頭うちでいわゆる伸び悩んでいた時期でした。

そんな中、当時所属の課において転勤異動があり、ポストが1つ空きました。
ただのポストは「そんなに頻繁には発生しないが、ひとたび発生すると社を揺るがす重大な事案に発展する案件」を扱うポストでした。
そして、決して花形ではなく、地味。
みんな「重要なことは知っているが、手間がかかり専門知識を学ぶ必要がある」ので敬遠しがちのポスト。

そこに私はすぐに手を挙げました!
この時、弱者の戦略なんてことは頭にもなかったですが、「まずは伸び悩んでいた現状を打破するには場所を変えるしかない」と思ったのです。

結局、ほかに希望者もなくすんなり私はそのポストに落ち着きました。
いざポストに就いてみると、これまでの私の知識経験では到底太刀打ちできないほどに専門性を有するとともに重大な責任がのしかかってきました。
そしてこの部門、いわゆる少数精鋭の「ニッチ」な部門であり、こんな部署をやりたがるのは決まって変人たちで職人気質…
これはえらいところに来てしまった、と思いました。

私にとってわからないことだらけでした。
ですのでまずは、わからない事は部下でも役職が下でもわかる人に聞く、そして一度聞いたら同じことは聞かないと決めて行動を始めました。

なにせ変人達の集まりですから最初は不愛想な対応をされましたが、地道に行動して、いわゆるその変人達の「ムラ(村)」に入りこみ始めると状況が変わってきました。

変人村は少数精鋭部隊であり、村の仲間の結束が強固でした。
やがて1年も経つと私もりっぱな村人になりました。
すると今度は自然に情報が入ってくるようになりました。
やはり村としても絶滅しないために人材確保を必要なのです。

こうして私も立派な変人になったのですが、組織での扱われ方が変わってきました。
前に書きました通り、私の部門は「そんなにないけど、発生したらやばいよね」というのが職員の根底にあります。
管理職になればなるほど、それは感じるのでしょう。
困りごとが発生しても、そのころの私はそれなりに知識を得ていたので根拠をもって解決することができていました。
そうすると
「アイツに任せておけばいい」
「アイツに任せれば大丈夫」
と私は次第に重宝されてきました。
そして高度な専門性を有するセミナーや研修に参加させてもらい、部内資格ですが、県内でも数えるほどしかいないキャリアも身に着けました。
そうしてそれが評価され、私は昨年に補佐級に昇進することができました。

話が長くなりましたが、これこそ私なりの弱者の戦略だったのだと思います。
 だれもやりたくない部門に手を挙げる 
= 局地戦
 とにかく変人ムラ(村)に入り込む  
= 接近戦
現状を打破しようと行動したことが今となっては最善手だったのです。

昇進してからは、キャリアローテにかけられて今は別部門ですが、いずれまた前の部門に戻れるように行動していこうと思います!

まずは木下ファミリーの意識高い仲間に触れながら意識高く、地道に毎日を積み上げます。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。 

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