見出し画像

プランク定数

私の遠い記憶によると、プランクの発見したプランク定数とは、元は空洞放射の実験による発見にある、と読みました。詳しくは省きますが、空洞放射は黒体放射の実験的な手段であることがわかりました。一定温度の壁に囲まれた空洞内で、壁と熱平衡の状態にある電磁放射のことですが、ブリタニカは、「定在波」ではなく「放射平衡」と記している。
「まわりの壁は放射を放出したり吸収したりして,空洞内部に放射平衡の状態が現れる」
「問題とする物体の放出と吸収とが釣合い,したがって熱放射の状況も定常的になる。このような状態を放射平衡という。ある物体または空間が外部との間に放射エネルギーを交換しているとき,全体として放射エネルギーの流入量と流出量が等しい状態をいう」。 (ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より抜粋)
「放射」と「輻射」、とも似ている意味。
壁面に粒子がぶつると、波長が箱の内壁の大きさ(長さ)の、1, 1/2, 1/3 ... 倍の波長の安定した定在波が現れるのかと思っていました。ブリタニカの説明も、似たことを、熱も含めてより詳しく説明しているんだと思うんですが。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?