【情報リテラシー論】第六回

第六回の情報リテラシー論のテーマは、「キュレーションが必要な訳」です

 キュレーションという言葉について掘り下げていきたいと思います。
 IT用語としてのキュレーションという言葉は、集めた情報を分類し、繋ぎ合わせて新しい価値を共有することを指すようです。その他にも、インターネット上の情報を収集、取捨選択しまとめることの意味もあるようです。

つまり今回のテーマを横文字が苦手な私のような人向けに言い直すと、

情報を整理し、まとめることが必要な訳」といったところでしょうか。

キュレーションという言葉にはピンと来なくても、キュレーションに関係あるサービスだったりは目にしたり、耳にしたことは誰にでもあると思います。

今回のレポートはただただキュレーション例を述べるだけのモノです。

北海道の砂川市にある(有)いわた書店では、「一万円選書」というサービスが有ります。
この一万円選書、一万冊を超える書籍を読破する店主が一万円分の本を選んで送る、というサービスです。
今まで読んだ本とその評価、人生で大事にしていることなど、依頼者の人となりを読み取れる内容のカルテを記入すると、そのカルテの内容によって店主さんが一人ひとりにあったお勧めの本を送ってくれるのです。忙しくて本屋にいけない、同じような本ばかりで出会いがない、などといった人にお勧めです。

この例において、キュレーションしているのは書店の店主さんです。
カルテに書かれた情報を整理し、まとめた上で、本を選ぶというところがキュレーションに該当しています。

最近の若者に馴染みのあるものというと、コーディネートアプリの「WEAR」でしょうか。
これはいわゆる、「キュレーションサイト」と呼ばれるもので、特定のテーマに絞った情報を整理したサイトのことです。
まとめサイトとも呼ばれるように一つのサイトに情報がすでにまとまっているため、膨大なネットページを調べていくよりも効率よく必要な情報を探し出せることが特徴です。

「WEAR」はアパレル販売のZOZO TOWNと連携しているキュレーションサイトです。モノを直接売るのではなく、見ること探すことを目的としています。
リアルタイムのトレンド情報が入手でき、キュレーションサイト(WEAR)から直接、もしくはリンク先であるZOZO TOWNからも直接商品が購入できることが特徴です。

キュレーション、こういうモノです。

ネットが普及し、誰でもweb記事やブログを作成できるこの時代だからこそ、情報の収集、取捨選択はかなり大切になりますね。

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