鈴木このみさんは太陽のようだって話。

2023/4/8、恵比寿ガーデンホールにて行われた鈴木このみさんのコンサート
Voice of Symphonic Series Vol.1
「鈴木このみコンサート~Special Symphony~」
に参加してきた。
その公演を通して、ああ、この人は太陽のようだ、と感じたのでその想いを書き残しておく。

気づけば8年

最初に鈴木このみさんのイベントに参加したのは、どうやら2015-04-05に大阪阿倍野ROCKTOWNで行われた18-Colorful Gift発売記念イベントらしい。
私は演者さんとの「出会いの日」は最初にイベントに参加した日としてカウントするイベンターなので、気づけば8年経ったことになる。
大学生に入って、お友達ができた~なんて話をしていたことをぼんやりと覚えているし、思い遣りやI believeを聞いて、
この人は・・・やべぇ!!!
と衝撃だったのがつい最近のようだ。
デビューシングルが2012/4/25のCHOIR JAILだったので、デビューからちょうど3年程度経過していた。

もっと早く出会えていれば!!!!と今でも悔やんでしまうことは多々あるが、それでもこの8年間、たくさんの楽しいや嬉しいを届けてくれているし、今でも彼女が歌声を届けてくれていることに感謝してもしきれない日々である。

歌声が聞こえた

昨今、コロナの状況も変わってきてライブでも声出しが可能になってきたが、コロナ禍でもいくつかイベント等に参加していて感じたことがある。

アーティストの声をしっかりと聞くライブ・・・いいな

である。
ライブはどちゃくそしてこそ楽しいし、声出して汗かいて次の日の筋肉痛が幸せだったりする派ではあった。
が、コロナ禍で落ち着いて歌声を聴く機会が増えたことにより、アーティストの声や表情を通じて曲の歌詞を自分に取り込み、自分なりの解釈にアーティストの想いを想像して重ね合わせて新しい解釈を見つける、という機会が増えた。

彼女の曲はたくさん元気をもらえるものがあるし、盛り上がってなんぼ!!のものもある。
一方で、じっくりと、しっかりと、まっすぐに聴きたい曲というのも当然存在する。
これまでの「ライブ」なら、やはり体を動かして体全体で「音」を感じていたが、今回は「コンサート」というのもあって、いつも以上に「歌声」が聞こえてきたように感じた。

贅沢な空間でいつも以上の贅沢ができた

今回のコンサートには昼公演と夜公演が存在していたが、昼公演では運良く最前真ん中だったので、視界に入るのは演奏者の皆様と鈴木このみさんのみ、というなんとも贅沢な時間を味わうことができた。
そして、いつも以上に歌声を聞くことができる空間で、オーケストラというなんとも贅沢な音を体で感じつつ、幸せを噛み締められた2時間だった。
贅沢に贅沢を重ねたこれ以上ない贅沢な贅沢だった(語彙力)。

今回はシンフォニーということで、
オラシオン!!!絶対オラシオンやってくれ!!!頼む!!!いや、ここでやらんでいつやるんだ!!!
という想いで望んだが、イントロがきた瞬間に感無量になって、もうそれだけで涙が出てしまった。
過去のビルボードライブの際にオラシオンをやっていただいたことがあり、自分的に一番最初に参加した阿倍野以来だったし、もう一度!もう一度あの音を!!を渇望していたことも、あの感動に上乗せされていたことには間違いない。

オラシオンは元気がないときとか、辛いことがあったときとかによく聞いている。
あの壮大な音と、それをきれいに歌い上げる声がすごく癒やしで、彼女の楽曲の中では一番再生数が多いだろう。
それを昼と夜で2回もやっていただけたことには感謝しかないし、最高の感動だった。

彼女の魅力

少し前、大阪で行われたファンミーティングで直接質問させてもらえる機会があった。
ライブにはたくさん足を運んでいたが、ファンミーティングに参加するのはなんやかんやで初めてだったので、どんなイベントか全然わかっていなかったのだが、壇上の鈴木このみさんから、

なにか私に質問がある人~!???

と聞かれ、こんな機会めったにないだろう!!!と思って勢いよく手をあげたら、自分含めて3人だった。
ファンミは初参加だったので過去にどんな質問がされてきてどんな空気だったのかよくわからなかったが、指名していただけたので、ずっと聞いてみたかったことを素直に聞いてみた。

「自分の魅力は何だと思いますか?Top3が知りたいです」

私の中では、歌声だったり、ライブ中の楽しそうな表情であったりと魅力的なところはいくつかあったのだが、自分ではどう思っているんだろう?と。
そうしたら言われました。

「罰ゲームじゃ~んwwww」

あ・・・・そう言われてみるとそうですね。ごめんなさい。
それでも答えてくれました。お優しい。

3位 締切を守る
2位 歌声、パフォーマンス
そして1位・・・
このみんスマイル~//(満面の笑顔)

うん!わかる!めっちゃ好き!

真面目そうな顔してそんなこと聞くんだ、とコメントももらいました。
あのときは答えてくれてありがとうございました、空気読めなくてすみません。
(あのとき真面目そうって言われたの結構ショックだったから自己改造中です!←)

そう。彼女の魅力として歌声はもちろんだが、表情の切り替えにドキッとするなと、今回のコンサートで特に思った。

MC中はいつもの感じで、楽しそうに話す。
楽しい話をしてみんなで笑い合ったり。
しかし、曲のイントロが始まるとスイッチが入ったように「歌手」になる。
かっこいい曲も、切ない曲も、かわいらしい曲も、楽しい曲も。
それぞれの楽曲に合わせた表情に一瞬で切り替わり、そしてお客さんと目が合うと突然クシャッと笑ったり、とにかく歌うことが楽しい、この空間が楽しいということがよく伝わってきた。
なんだかそれが暖かくて、この空間に自分もいることが幸せで、
ああ、この人は自分にとっての太陽のような存在だな・・・・
と、しみじみ思いつつ歌う姿を眺めていた。
歌声が素晴らしいとか、そういうのはもはやいうまでもないのだが、やはりこの空間にずっといたいな・・・と思えるほどに暖かくて幸せな時間を作り出す彼女の空気感が、長年自分がライブに足を運ぶきっかけとなっていることに気がついたし、それはシンフォニックコンサートとして特に歌声が届く環境にあったからこそ気がつけたのだと思う。

大人になった

彼女を初めてライブで見たのは2015年、それから8年経って結婚して子供ができて、あのときよりは自分は大人になった気がする。
そして鈴木このみさんは社長になって頑張っていらっしゃる。
人生のステージが、彼女も自分も変わったのかな、なんて。
今回のコンサートからは、なんだか歌詞がいつも以上に突き刺さったのもあって、そんなことを考えたりもした。

これから彼女がどんな歌手生活を思い描いていて、どんなストーリーを紡いでいくのかはわからないが、楽しい激しいライブはもちろんやってほしいし、今回のような歌声を贅沢に受け取れるようなコンサートもたくさんやってほしい。

観客と楽しそうに笑顔で歌う鈴木このみさんにこれからもたくさん元気をもらいたいな、と改めて感じることのできたコンサートでした。

改めて、ありがとうございました。

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