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インターネットラジオの番組「がんと生きる」がすごく良かった件🌸

 がんをテーマにした、インターネットラジオの番組を聴きました。この番組、すごく良かったです!!

 番組名は「がんと生きる」。アナウンサーである古賀涼子さんと、国立がん研究センター東病院がん相談支援センターのがん専門相談員である坂本はと恵さんのお二人の対談形式での番組です。1回が15分程度なのも聴きやすい所。

 お二人の声の雰囲気が柔らかくて、聴いていて心地よいのはもちろんなのですが、古賀さんが患者の立場で素直に疑問を投げかけてくれるので、「そうそう、私もそれが気になる!」「だよね、なかなか難しいよね…」などと共感しながら聴くことができました。そして、プロの相談員である坂本さんの話を聴いて、「ああ、がん患者って独りぼっちじゃないんだな。こんなに親身になって相談を聴いてくれるプロがいるんだ!」と、とても心強く感じました。聴いていて怖くならないのも、私の中では高得点!!(あまり専門的な内容の場合、見たり聴いたりした後、怖くなってしまうことってありますよね…私だけかな??)自分も一緒に、坂本さんに相談にのっていただいているような気持ちになりました!

 中でも私が一番印象的だったのは、こんな感じのやり取り。

古賀さん:自分ががんと診断されたら、どうしたらいいかわからず、泣きながら、とっちらかった状態で相談に行くことになってしまうと思うんですが…そんな状態でも大丈夫でしょうか?

坂本さん:全然大丈夫です!むしろあまり無理しないで欲しいと思います。そもそも仕事や家事、育児など、日ごろの生活を回していくことそのものが大変。その上「がん」という大きな荷物が追加される訳だから、絶対にとっちらかると思います。避けたいのは、そこで荷物を置いてしまうこと。例えば「がんになった!と仕事を辞めたけれど、後々仕事を辞めなければ良かったと後悔している」ということは避けたい所。大きな決断をする前に、一緒に考えたいので相談しにきてください!

 がん支援相談センターに相談するなら、治療法とか、手術の方法とか、自分で「きちんとした質問内容」を整えて行かなくちゃいけないかな〜と思っていた部分もあったのですが、とっちらかっていても大丈夫!それが普通!!と坂本さんがはっきりおっしゃっていたので、なんだかホッとしました。

 ネットには様々な情報があふれていますが、この番組の内容は、がん専門相談員の方が回答している、信頼のおけるものだと思います。がんについての不安を抱えている方(患者本人も周りの人も)が安心して聴ける内容になっていると思います。とってもオススメです!!



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