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ピンクの角

以前に書いた記事の通り、私の制作過程を写真に収めて見た。どっちかというと日常風景に近い。自分でイメージボードを描いて撮ってもらったのをメインに私も数枚パシャりと。写真ってすごい。そんな感じの日記です。




初めての方もそうじゃない方も、こんにちは。自分はカルフォルニア州西海岸のロサンゼルス郊外にて活動しているイラストレーターのリサと言います。普段はほとんどデジタルワークなのでスタジオという名のこの小さな島にて作業している。


使い勝手が良いペンと、サボテンと枯れかけの葉っぱの奥に本棚が覗く。少し頭を上に傾けると緑が輝いている。左には光が鈍いアメジストと、新入りのイラスト集たち。そんな感じの雰囲気の中で私は日々線を引く。


さてと、今日はいつもと違ってデジタル上ではなく実際の紙の上での制作だ。

アナログの良さを最大限に引き出すために、今回はインクを主役とした作品を作ることにした。まず材料を揃え、パネルの縁をお気に入りの色に塗る。



流れているAimerのNinelieと凛として時雨のunravelを聞きながら、曲に合うイメージを集め始める。今回は暗い色合いの黒と、骨のような形のものと不思議な生き物を描くことにした。



雰囲気を忘れないうちに下書きという名の感情を紙に吐き出す。




感覚が掴んだ自分は筆を持ち、水をつける。
腕が勝手に動く。良い感じだ。



しかし私は線を引く際に考える時間を増やすことにしたのだ。
とりあえず休憩する。うーん。手が止まると思考も停止する。


(ちなみに作業着に着ている白いユニクロのTシャツは見えないところに落ちないどこで付いたかもわからないピンクの染みが広がっているし、古着屋で買った黒のコムデギャルソンのカーディガンは後ろに穴が空いている)

自分のアイデアを集めた画面を見返した。よし、描くぞ。かきかき。



そうこうしているうちに、絵が出来上がり始めた。自分はいつも描きすぎて後悔することがあるので、いつ線を止めるかの引き際をちゃんと見据えなければならない。あと少しだけ描きたい、というところ手を止めた。



うん。かっこいい感じにできたぞ。とりあえず今日はここまでだ。明日は何を描こうか。そうぐだぐだ考えながらゆるい感じで私は毎日作業している。


感想。写真を撮るのは楽しかったけど、難しかった。撮影はあまり自分のフィールドではないので悩みどころが多かった。こっちから撮るか、誰目線で撮るのか、視点が定まらない。あっちもそっちも撮りたい〜!優柔不断でディレクションに困った。でも新鮮で良い刺激!わかってたつもりだけど写真って奥が深いな。まず数をこなさないと話にならないのでまだ練習します。次は初心に戻るいいきっかけにもなるし、漫画を被写体として撮ろうかと。

Special thanks to my wonderful husband for the photo!


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