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【火星のアスペクト】虐待と支配の金星と火星、冷徹で残酷な火星と土星【占星術】

西洋では金星×火星、火星×土星はよく犯罪がらみのチャートの検証に出てきますよね。有名な人物ではアドルフヒトラーが持っています。

今回の記事はこの2つのアスペクトに対する、考察の記事となります。

★読む前の注意事項
このアスペクトがあるから全員危険というわけではありません。
また占星術は「チャートを全体で見る」占術であり、1つのアスペクトでその人の性格を示す事はありません。また占星術は運命論ではありません。

その人の生い立ち、生育環境、遺伝など複雑な要素が絡んでいます。
ここをご理解の上でお読みください。

人の気持ちがわからないとは?

人の気持ち(感情)は占星術では「月」が支配します。
また同情も月が支配しており、月の状態というのはその人の心や感情の安定するものを見る場所となります。

(1)月が風のサイン(双子座・天秤座・水瓶座)の人。
感情が苦手or自分の知性に自信を持っている(が月は7歳までしか発達しない→思っているようには扱えない部分)
人の気持ちが理解できないという訳ではなく、単純に感情より知性で判断する人です。そのため感情の取り扱いに失敗しやすい傾向があります。

(2)月にノーアスペクト
「同情」の原理を司るのが月です。
月にノーアスペクトとは、単純に他人への同情心がないか、相手の心が掴めず困惑するか、心にストッパーがない人となります。他者と感情を共感しあう面が少ないか、共感が難しい人と解釈できます(ただそれがいじめにすぐ発展するわけではありません)最近有名ならプーチンでしょうか。

彼は月が双子座で感情的に冷淡ですし、月にノーアスペクトです。
「人の感情がわからないのか!」と世間で非難されていますが、感情で考える事はないかもしれません。彼は土星0度が多いですし、ドライでシビアな面があると思います。

(3)月は自分の脆い部分
月のアスペクトで自分の弱点がわかります。

月×水星…おしゃべり、嘘をつきやすい、秘密を守れない
月×金星…傷つきやすい、甘えの気持ちが強い、単純に心が弱い
月×火星…怒りやすい、防御より攻撃や行動に出る
月×木星…自分の行動に甘い、やり過ぎる(凶悪犯に一番多い)
月×土星…感情的に冷淡、ドライ、厳しい
月×海王星…被害妄想が激しく、混沌としやすい、理想主義で人への要求が過剰
月×冥王星…支配、コントロールしたがる、意志が強くて曲げようとしない

筆者の研究上、凶悪犯は月×木星が多いです。
やはり自分の行動に甘い事、やり過ぎる事が原因ではないでしょうか。
ただ月は大衆人気なので、有名になる凶悪犯罪者は月×木星持ちが多いですね。

また占星術はサインよりも惑星を重視しますよね。
加害する事に罪悪感がないアスペクトとしてよく話題に出るのが、今回の金星×火星、火星×土星のアスペクトになります。

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