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子供のケンカで気づいたこと。

僕は現在2人の子供の子育て真っ最中です。上が4才の男の子。下が2才の女の子です。これぐらいの年代あるあるが「上の子が下の子に対してちょっかいを出す」という問題です。
我が家ではこれが激しさを増しておりました。

僕は、基本的に、兄弟間のもめ事には関与しないことにしています。それは、例えば、「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」とか「なんで叩いたりするの?」というように、上の子が悪いような言い方をするのは良くないと感じるからです。

このような、上の子ちょっかい問題は、わりかし歳が近い兄弟の場合、良くある事のようです。

皆さんは、どのように対処されていますか?

☆子供をジャッジしなかった結果、、、☆

僕は、子供の喧嘩をジャッジしないようにしてきました。それは、上に書いたような理由からですが、ジャッジしないことで兄弟喧嘩がなくなったかといえば、そんなことはなく、むしろ、余計にパワフルになったように感じました。
もちろん、それは、二人ともが、大きくなってきているという明かしでもあります。しかし、親としては心配になるものですよね?

「このままでいいんだろうか?」と。

子育てを経験されている方なら、誰もがこう思い、不安になりますよね?

それで僕は、少しアプローチを変えてみました。つまり、ただ、ジャッジしない、のではなく、少しだけ建設的な関係が築けるように、関わることにしたのです。

それによって、我が家のちょっかい問題は、少しマイルドになりました!
それで、もし、これが同じ悩みを持つ方の参考になればと思い、書いてみる事にしたのです。ぜひ、読んで見てください。

☆どのようにアプローチしたのか?☆

まず、基本的なスタンスは変わりません。兄弟ケンカが勃発しても、最初は状況を、ただただ見守ります。当然、子供も見られていることは、わかっているので、さらに注目を集めようと、エスカレートしていきます。

うちの場合は、4才の長男が主体となり、2才の長女にちょっかいを出して行きます。2才の長女は、叩かれたり、上に乗られたりする中
「やめてー!」
と大きな声で、必死に抵抗します。

僕は、まだ見守っています。

さらに見ていると、長男が面白がって、笑いながら長女に対して攻撃をしかけて行くんですね。ちょうど、プロレスを見ている用です。

そうしているうちに、長女が泣き出して、僕に助けを求めてきます。

そこッ!そこやッ!

長女が泣き出して助けを求めて来たときが、僕の出番です。

リキッド行きまぁ~す!

ケンカの相手である、長女が泣いて助けを求めてきたということは、長女からみると「これは遊びの範疇を超えているから終わりにしたい」という意思表示だと思います。

ちなみに、同じような状況でも、日によって、長女もそのまま、キャッキャ、キャッキャッと遊び出すパターンもあるんです。

ですから、親側のアプローチの始まりの合図は、ケンカの受け手が、助けを求めてきた時です。

僕は長男に尋ねます。

「(長女)が泣きよるけど何があったん?」

すると、長男は長男で理由を話してきます。例えば

「遊んであげてるんや」

こんな感じですね。

これに対して僕はこう答えます。

「そうか、遊んでたんやな。でも、(長女)が泣いてるみたいやで。」

そして、このあと、自分がしてほしい事を伝えて、お願いするんです。

「お父ちゃん、二人が仲良く遊んでくれたほうが嬉しいんや。やから、(長男)も(長女)も、二人とも、仲良く遊んでくれるかな?」

はい、ここまで。

このあと、二人がどういう行動をするかは、二人で考えてもらうとして、大切なポイントは

二人が仲良く遊んでくれたほうが嬉しい

という感情を伝えるようにします。

これをしたからと言って、すぐに分かってもらえなくてもいいんです。むしろ、自分が望む結果を子供に期待しないでください。

しかし、このアプローチを、3回ぐらい繰り返したら、二人の遊び方に変化が見られました!今までは、ケンカの原因だった長男が、長女の遊び方に合わせるという態度が見えたんです!

僕はすごく嬉しかった!

もしかしたら、また、前の状態に戻ってしまうかもしれません。しかし、僕の取ったアプローチが、子供たちに対して、何かしらのメッセージとして伝わったのは間違いないと思います。

昔の諺で「ケンカするほど仲がいい」という言葉があります。

これは、本当に仲が悪ければケンカもできない。というような意味もあります。
しかし、ケンカした事で、お互いにとっていい関係を築くチャンスとなった。

こういう意味にも取れるのではないか?
そう思いました。

ケンカは相手との関係を断ち切るためのものではなく

相手とよりよい関係を築くための合図なんだ。

二人のケンカから子のような事に気づきました。






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