本屋に立ち寄ると、安野光雅さんの特集を組んでいる雑誌を(たしか二冊)見かけた。父の影響で子どもの頃は『壺の中』や『すうがく博物誌』などに親しんだ。エリック・カールさん然り、心の中で祖父母のように慕ってきた人たちが徐々に去ってゆく、この心もとなさ。また一人、祖母が逝ってしまった。