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211024 不在者投票

今回の選挙は引っ越し後3ヶ月未満で迎える国政選挙になるので、投票は以下3つの方法から選ぶことになる。

1.旧住所の投票所に行って投票する
2.投票日前に旧住所の期日前投票所に行って投票する
3.不在者投票を利用する

以前も同様のタイミングで国政選挙を迎えた経験があり、選択肢1または2(旧住所地に出向く)は難しく、不在者投票を選ばざるを得なかった。今回も不在者投票になりそうだけど、この手続きには少し手間がかかる。

総務省HPの不在者投票制度の説明によると、不在者投票の手続きの流れは以下の通り。尚、今回私が該当しているのは、(1)名簿登録地以外の市区町村の選挙管理委員会における不在者投票である。

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まず、旧住所の選挙管理委員会から届いたはがきの内容に従って、「不在者投票請求書・宣誓書」に必要事項を記入し、投票用紙等の請求を行った。この請求をオンラインで実施している自治体は、以下の通りとのこと(令和元年7月21日執行参議院議員通常選挙における実施状況)。

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残念ながら私の旧住所地は上記のオンライン請求実施団体に含まれておらず、今回も請求は郵便で行わなければならなかった。送料は自己負担、当然オンラインに比べると時間がかかるだろう。この請求の後、投票用紙等が郵送される。私の旧住所地からはレターパックで送られてきたのだけど、(恐らくポストに投函できず)不在等連絡票が入っていた。再配達を申し込むにしても昼間は受け取りが難しいので、ここでも時間がかかることになる(10月24日現在、受け取り待ちの状況)。

最初に選挙に関する案内はがきが届いたのが、たしか10月15日頃。選挙に限らず私はこの類の手続きを放置するのが嫌いなので、可能な限り早く対応してきたつもりだ。それでも手続きの流れ1、2を済ませるのに、これだけの時間を要している。これらを経て手元に投票用紙等が届いたら、ようやく最寄りの選挙管理委員会まで出向いて投票を行うことになる。

引越して間もない人や多忙な人だと、この一連の手続きを済ませるのにもっと時間がかかるのではないかと思う。そもそも、私と同様の不在者投票の対象者(引っ越してから3ヶ月経たず、旧住所地での投票が困難な人)のうち、一体何割の人がこれらの手続きを済ませて投票に至っているんだろう。この辺の数字を明らかにするのは難しいのかな。それとも、もっとちゃんと調べれば分かるのか。

正直面倒だなと思いながら手続きを進める中で、何となく気になったので文章にしてみることにした。もちろん公正な選挙の実施のために、どうしても避けられない手間と労力はあるだろうし、一方的に愚痴をこぼすのは情けない態度だとも思う。ただ、せめてオンライン請求に対応した自治体がもっと増えるといいなと思った。加えて厳密に言えば、オンライン請求の可否が自治体によって異なるのは、投票機会の平等性の面で問題にならないのか、少し疑問を覚えた。と言いつつ、色々と知識不足で考えが及ばない部分も多々あると思うので、これは一有権者の世迷言という言い訳を添えておく。