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らいおんのスロット攻略講座★前編★

初めまして、らいおんです。

当記事をご覧いただきありがとうございます。

おそらくあなたはスロットで勝てる方法を探していることでしょう。実際にかつての私もそうでした。特にスロットで負けた日、納得できないような下振れが起きた日は勝てる方法を何度もネットで調べました。

しかし、実際に勝てる情報はほぼ存在しませんでした。「勝てるかも!」と期待したり、「明日試してみよう!」と思える情報はあるものの、やはり収支に繋がらないのです。

今思えば、そりゃそうだなと納得できます。そこには4つの理由があります。

1つ目の理由は誰もが調べられる情報とは、調べた人のほとんどが実践する、つまりライバルが多くなるために勝ち辛いからです。いわゆるハイエナがまさにそうです。ネットで期待値情報が調べられるため、最近は1,000円の期待値でも取り合いになることもしばしば。5年前は5,000円の期待値がある台ですらゴロゴロしていました。

2つ目の理由は勝っている人で情報発信する人が少ないからです。なぜなら情報発信することでライバルが増え、自身の収支が下がる可能性があるからです。当たり前ですがパチンコ店にある高設定など、期待値がある台の数には限りがあり、勝ち方を情報発信すればライバルに高設定を取られてしまいます。

3つ目の理由は勝ち方を真似できるレベルで、言葉で表せる人が少ない。つまり分かりやすく情報発信している人が少ないからです。例えばデータ機の波攻略や、実践記などで出玉の画像や交換枚数のレシート画像を載せているサイトは多数ありますが、具体的なやり方を分かりやすく表現できているサイトは多くありません。

最後の4つ目は教科書のように、基本的な勝ち方に関する手順を細かくまとめた情報が少ないからです。例えばハイエナなら期待値がプラスの台を打ち続けることが正解です。さらに言えば機種ごとの期待値情報を把握し、とにかくホールを歩いて探すことが重要です。設定狙いの手順については当記事と続編記事でまとめるので割愛します。

さて、よくネットで見かける情報は特定機種での勝ち方や末尾関連のイベントなど、特定条件下でのみ通用する勝ち方が多いです。しかし、重要なのは勝ち続けられる「基本」となる情報ではありませんか?瞬間的な収支を狙うなら上記の情報で良いでしょうが、長期的なプラス収支を目指すなら「基本」が重要です。

例えばイベント情報から激熱イベントを見つけたとしても、そういうイベントには当然500人も1,000人も集まります。そのため、台に座れるかという問題がありますよね。

もし「穴場」を見つけるための「基本」が身に付いていれば、上記のようなイベントに行く必要はなくなります。極論ですが、スロット400台の店で設定6が1台しかなくとも、その台を100%狙い撃ちできるならそれが理想です。

また解析情報を完璧に把握していても、座った台が高設定でなければ低設定であることを確かめるだけで終わります。そのため高設定に座る手順を知っている必要があります。理想は座った瞬間に高設定だと確信できることですよね。

そして解析情報が理解できたとしても、「確率」について理解していなければ、設定判別に時間が掛かってしまいます。間違って高設定を捨ててしまうこともあるでしょう。

このように出回っている情報にはプロを含む一部の勝っている人たちだけが知っている情報が欠けています。それも本当に大事な情報ばかりがです。だからこそほとんどの人がスロットで勝てず、一部の人だけが勝てるのです。

参考までにらいおんの実践はほぼ設定狙いのみです。ハイエナはライバルが多いことや空き台を待てない性格、またトラブルになりやすいためほぼしません。

また直近数年の立ち回りですが、2017年はイベント周りが中心でした。具体的にバジリスク絆やまどまぎ示唆のMAJIKAを含む、年一など激熱イベントを中心にした立ち回りです。知っている方も多いでしょうが機種が絞られているイベントも多く、勝ちやすかった頃ですね。

2018年はジグマという、メイン1店舗で徹底的に収支を上げる立ち回りをしていました。これは激熱イベントにライバルが集まりすぎ、抽選負けで撤退という時間効率の悪さに対策した結果です。

そして2019年以降はジグマからメイン店舗数を増やし、確実に高設定をツモれる店を選ぶ立ち回りをしていました。簡単に言えば、1日はA店、2日はB店のように、日ごとの穴場店舗に通っていました。これはメイン店舗の高設定投入状況が激変したことにより、安定して稼ぐ方法を模索した結果です。
共通点は「勝てる店を選ぶこと」「勝てる台を選ぶこと」です。これらの利想は確実に勝てる店・台を選ぶことです。

こんな立ち回りをしてきた、らいおんが書いた記事です。当記事では上記の立ち回りをする以前に必要な基本について解説します。もしあなたの年間収支がマイナスならば、負け額を大幅に改善できる可能性があります。当記事のみでプラス収支に変わる人もいるでしょう。

そして具体的ならいおんの設定狙いの手順は続編記事で解説します。主に高設定を見つけ、高設定に座り、高設定を確かめる手順についての内容です。この有料記事は当記事を読むことでより高い効果が見込めるため、まずは当記事を読んでみて下さい。車の運転が出来るようになるために、自動車学校に通うように、まずは当記事で基礎知識を身に付けていきましょう。

そういえば大事なことを書くのを忘れていました。当記事とメイン記事はあなたの「勝ち」を約束しません。そこにはらいおんと「今のあなた」の立ち回りレベルに差があるからです。車の運転を毎日欠かさず10年間した場合と、毎日欠かさず1ヶ月した場合、どちらが上手に運転出来るかと同じです。

さて、そろそろ本題の基礎知識編に入ってきますね。

1.当記事とメイン記事の内容まとめ

簡単に言えば当記事は完全な基礎知識編です。そしてメイン記事が設定狙いの手順を細かく解説した実践編です。

基礎知識、、、ふーんと思ったあなた!かつての私も基礎を馬鹿にしていました。例えば以下3つの質問に即答できますか?

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もし答えが出てこない質問があったり、モヤっとした感覚が残るなら、当記事が役に立つはずです。じっくり読んでいただければ、設定狙いで勝つための基礎知識が手に入りますよ。

またスロットで勝ち方の基礎知識を無視すると簡単に負けます。むしろパチンコ店が儲かるのは、ほとんどのお客様の基礎知識が足りないからです。

さて、当記事で解説する基礎知識は以下3つに分類されます。

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1つ目の勝ち方の基礎知識は説明不要でしょう。勝ち方が分からなければ、最終的に負けるしかありません。

2つ目のパチンコ店の基礎知識を学ぶ理由は、高設定を投入するのがパチンコ店だからです。そもそもパチンコ店が営業している理由や、お客様を来店させる方法が分かれば、そこを逆手に取って負けを大幅に減らせるでしょう。

そして高設定をいつ・どの機種の・どの場所の・どんなデータの台に入れるかが分かれば、あなたの年間収支はほぼプラスになるでしょう。後者については続編記事で解説します。

3つ目のスロット台の基礎知識とは解析情報と確率に関する知識です。特に確率の知識は必須です。例えばマイジャグラーで朝一から500G ハマったら、その台は設定1なのでしょうか。もし確率の知識があれば、このハマった事実を「設定6で500Gハマる確率は1.5%」「約66回に1回」と客観的に捉えることが出来るでしょう。

お気付きのように3つの知識の中で1つでも欠けると簡単に負けてしまいます。一方で一部の勝っている人たちは3つの知識を身に付けていることが多いです。

また続編記事で解説する内容は当記事の最後にまとめています。気になる方は先にチェックしてみて下さい。

2.スロットの勝ち方の基礎知識

スロットの勝ち方の基本は期待値稼働です。そしてパチンコ店が儲かるのも、実は期待値稼働と同じ理論なのです。

この項目は以下の3つについて解説します。

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①期待値稼働の基本

ずばり「期待値がプラスの台を、期待値が最大になるように回す」ことが基本です。

始めに期待値稼働とは、10万回転や100万回転という長期において、期待値がプラスの台を回し続けることにより、プラス収支を目指していきます。朝一の1,000回転や、1日で回せる8,000回転程度でのプラス収支を目指すものではありません。

そもそも期待値とは、長期的に見込める収支のことです。例えばミリオンゴッド神々の凱旋における、1,000Gハマりの台の期待値は約5,000円程度(現金プレイ時)と言われています。あくまで「長期的に」見込める収支を表しているため、この1,000Gハマりの台を10回程度打ったぐらいでは、理論上の勝ち額である50,000円が手に入るわけではありません。10回打って20万円勝つこともあれば、10万円負けることだってあります。

そして具体的に期待値稼働には設定狙いとハイエナの2つのスタイルがあります。設定狙いはいわゆる設定6を狙い撃つことにより期待値を獲得していきます。ハイエナは先程のミリオンゴッドのように、瞬間的な期待値がある台を狙い撃ちしていきます。

またこの期待値がプラスとマイナスに分かれる境目をボーダーと言います。ミリオンゴッドであれば600G付近(現金プレイ時)にボーダーがあります。

②期待値稼働の計算式

続いて期待値稼働を計算式で表すと下記です。

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設定狙いにおける回転単価とは設定により変動します。当然設定6なら回転単価はプラス、設定1ならマイナスなことが多いです。この式で期待値稼働を考えると、回転単価がプラスの台で、回転数をたくさん得られれば、理論上勝てるということです。何回転回せば勝てるかについては、後程解説する確率の知識が身に付くことで理解できます。

例えばバジリスク絆2の設定6ならば、回転単価は7.74円ぐらいです。1日8,000回転させると期待収支は8,000×7.74=61,920円ぐらいになります。一般ユーザーが勝てないのは、この回転単価がマイナスの台で回転数を増やしているためです。
※1,000円50枚交換時で計算

同じくバジリスク絆2の設定1の回転単価は-1.74円なので、4,000回転回すだけでも-6,960円の期待収支になります。これを月に5日繰り返せば-34,800円、月5回を半年繰り返せば-208,800円の期待収支です。負けて当然ですよね。

また回転単価は下記の計算式で求められます。

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バジリスク絆2の設定6の機械割は112.9%なので、1,000円50枚交換のパチンコ店なら、回転単価は下記の通りです。
回転単価=1,000円÷50×3×(112.9-100)%=7.74円

③期待値のマイナス要素対策

最後に期待値稼働へ悪影響を与える2大要素について解説します。

スロットでプラス収支を目指すなら、これらへの対策は必須です。具体例を含めて順番に解説します。

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①換金ギャップ対策

初めにすぐ改善できるのが換金ギャップです。換金ギャップを簡単に言えば、現金1,000円を機械に入れるごとに、パチンコ店へ100円寄付しているイメージです。厳密には景品交換するときにしか換金ギャップは発生しませんが、イメージとしてはパチンコ店へ投資額の1割寄付といった感じです。さらに細かく言えば、計数時に余ったメダルをお菓子に交換されるため、店舗により最大500円弱の無駄なお菓子をもらうこと=無駄な寄付が発生します。また等価交換店舗でも、お菓子分の寄付は発生しますので対策必須です。

改善方法は会員カードで貯玉し、再プレイの習慣を付ければOKです。一部パチンコ店では1日500枚までなどの再プレイ制限があるため、無制限の店舗での実践がおすすめです。

仮に下図の条件で実践する場合、現金プレイと貯玉プレイでは1年間で約13万円の収支の差が付きます。もし13万円あれば高額な情報商材も買えますよね。

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この図はいわゆる高設定の機械割で計算していますが、仮に低設定でも金額差はほぼ同じです。

②目押し対策

続いて長期的に改善すべきマイナス要素が目押しです。目押しは換金ギャップと比較して、すぐに改善はできません。なぜなら何万回転という練習が必要だからです。

具体的な練習方法はパチンコ店かゲーセンか、もしくは家庭用実機で練習するかです。おすすめは家庭用実機の購入です。

仮にパチンコ店で練習する場合は、マイナスの期待値を取ることにより、ある程度の負けを想定する必要があります。またゲーセンの場合は、換金が出来ないため練習代が丸々負け額になるため論外です。

一方で家庭用実機は防音対策が多少必要な反面、費用は実機代のみで済みます。目押しの上達で年間10万円以上の負けを抑えられることを考えれば、中古実機購入費の3-5万円は大した投資額にはならないでしょう。また設定判別の練習もしつつ、いつでも自宅で練習できることもオススメする理由です。

またオススメ機種はアクロス系Aタイプやハナハナシリーズなどチェリーとスイカを搭載している機種です。これらは判別の練習をする上でも適しています。

ジャグラーシリーズならばハッピージャグラーで決まりでしょう。理由はその他ジャグラーシリーズと比べ、チェリーの目押し難易度が高いためです。
具体的な練習方法は左リール上段にバー図柄をビタ押しするよう意識すると良いでしょう。合わせて目押しミスの回数を小役カウンターで数えれば、上達度合いも測れます。

こちらも換金ギャップと同様に下図の条件で実践する場合、年間で約28万円の収支の差が付きます。

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そして換金ギャップと目押しの両方しなかった場合と、両方した場合の比較をすると下図です。

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なんと年間で約40万円の差が付きました。ここまで差が付くのであれば、すぐにでも換金ギャップと目押しは対策が必要でしょう。

3.パチンコ店の基礎知識

そもそもパチンコ店で勝ちたければ、パチンコ店を知ることが重要です。

ここではパチンコ店について必要な知識である以下の4つを解説します。

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①パチンコ店の集客のポイント

パチンコ店は儲かるために経営をしています。お客様目線で見れば、ほとんどの人が負けるということです。

この事実があるにもかかわらずパチンコ店には多くのお客様が来店しますね。ではどうやってパチンコ店はお客様を来店させるのでしょうか。この理由が分かればあなたの収支は大きく改善するでしょう。

答えはお客様に「勝てるかも」と期待させることです。そもそもパチンコ店へのお客様の来店動機は半分以上がギャンブル目的というデータがあります。一方で負けると分かっているギャンブルをするお客様はいないでしょう。そのためパチンコ店はお客様に期待させることを目的に、以下の施策を行います。

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1については沖ドキやミリオンゴッドが良い例でしょう。具体的にお客様はフリーズやGODなどを引くことで「一撃で万枚が出るかもしれない」というギャンブル性能に期待し遊技しています。また初代バジリスク絆も同様に、「フリーズを引けばよい」「真瞳術を引けばよい」「天膳が走ってくれば良い」といった部分に期待していましたね。繰り返しになりますが、いずれの機種も勝てるかもと期待させるギャンブル性能がポイントです。

2については高設定を投入することです。グランドオープンや周年イベント、月一、特定日と言われる日には、設定6を含む出玉が出る台が複数投入されますよね。お客様はその出玉を見て、「勝てるかも」と期待するのです。そして高設定がほとんどない通常営業日やガセイベントに来店して負けていきます。やはり期待させることがポイントです。

3についてはカジノのような内装にしたり、レインボーや金を使った看板や広告を用意したりすることです。またメイン機種のように一部機種だけ看板やポップ、オブジェなどが派手な場合などもありますよね。これらも高設定の投入と同様にお客様に期待させることがポイントです。

ここまで3つの項目に分けて、パチンコ店がお客様に期待させるための施策について解説しました。もしあなたがスロットで勝ちたいのならば、パチンコ店で期待しないことが重要です。具体的に「この台は出るかも」「この台は高設定かも」と考えるよりも、高確率で高設定だと思える根拠を元に判断することが必須です。

②高設定を投入する理由

繰り返しになりますが、高設定はお客様に「勝てるかも」と期待させるために投入します。そして高設定が毎日投入されることはほとんどありません。なぜならパチンコ店も商売だからであり、毎日高設定を入れると儲からないからですね。

さて、あなたが高設定かもと期待して実践している台は本当に高設定でしょうか。いわゆる特定日以上の日程に実践しているなら、それは高設定かもしれません。一方で通常営業日なら低設定の可能性が激増します。

仮に後者の通常営業日ならば、あなたが「高設定かも」と期待している時点で、それはパチンコ店の思惑にハマっています。

ただし、明確に店舗の傾向などから高設定と判断できる場合は例外です。
もしスロットで勝ちたいのならば、高設定が投入されると判断できる店舗や日程を、根拠を持って判断することが重要です。

③高設定が投入される日

ずばりパチンコ店がお客様に期待させたい日です。言い換えればお客様に出玉アピールをしたい日ほど高設定が投入されやすいです。具体的には下記の図のように、グランドオープンや周年イベントが一番高設定に期待できます。

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特にグランドオープンは、常連客作りのために高設定を投入しやすい傾向にあります。ただグランドオープンが年中あちこちであることは稀です。普段の実践の中心となるのはやはり特定日でしょう。

一方で最も高設定が投入されにくいのは通常営業日のため、強い根拠がなければ実践してはいけません。

また年間通して高設定を使わない店舗もあるため、日々店舗を観察することによる見極めが重要です。

プラス収支を目指すならば、高設定がたくさんある日程のみ実践するもの1つの戦略です。

④高設定が投入される場所

パチンコ店が高設定を投入するのはお客様に期待させるためと解説しました。そして高設定を有効に使うのならば1人でも多くのお客様に出玉を見てもらうことが理想的です。結果としてお客様の往来が多い場所ほど高設定は投入されやすくなります。

詳しい場所についてはパチンコ店ごとにレイアウトが異なるため明言は難しいです。そのため以下の場所から見える範囲を狙うと良いでしょう。

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これらの場所は、パチンコ店内におけるお客様に共通する行動を考えると分かりやすいです。多くのお客様に共通する行動は換金やトイレでしょう。各台計数機ではない店舗なら、コインの計数も共通する行動ですね。その他、食事休憩なども比較的多い行動でしょう。

結果的にこれらの行動に関わる場所は、人通りが多くなり、お客様に出玉を見せるために高設定が投入される可能性が上がります。

早速あなたが通っている店舗のレイアウトの内、上記の場所をチェックしてみて下さい。高設定が設置されやすい場所が見つかるかもしれません。

4.スロット台に関わる基礎知識

冒頭でも少し触れましたが、ここでは解析情報と確率について以下の6つに分けて解説します。

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①解析情報とは

簡単に言えば高設定を判別するために必要な情報です。

そもそも高設定は意図的に勝てるように、パチンコ店からすれば意図的に出玉が出るように作られています。一方で低設定は意図的に負けるように、パチンコ店からすれば意図的に出玉を吸い込むように作られています。

またスロットはATやART、ボーナスなど、いわゆる初当たりを繰り返すことで出玉が増える仕様です。そのため高設定ほど初当たりに当選しやすく、低設定ほど当選しにくくなっています。ということは、この初当たり確率に設定ごとの差が存在するということです。例えばバジリスク絆2では、バジリスクチャンスからバジリスクタイムに繋がる確率に設定差が設けられていますね。

またAタイプを中心に、高設定ほど少ない投資で多くの回転数を得られるように作られています。簡単に言えば、たくさん回せるから投資が少なく済みやすいということです。そのため小役確率に設定があることが多いです。例えばジャグラーシリーズはぶどう確率に設定差が設けられていますね。

この設定差を調べるために解析情報は非常に有用です。特に解析情報を見るときは設定差のある項目を中心にチェックすればOKです。

そして設定差は大きいほど判別しやすくなります。例えばバジリスク絆2の通常状態でバジリスクチャンスに当選した際の、バジリスクタイムに繋がる確率には大きな設定差があります。

一方でジャグラーのボーナス確率は設定差が小さい部類のため、1,000Gなどの短期的な設定判別には向いていません。詳しくは「確率の収束」の項目で解説します。

②確率とは

簡単に言えば、「あること」が起きる割合です。例えば2人で勝敗が付くまでじゃんけんをした場合に、理論上の勝つ確率は1/2=50%です。

また2人で勝敗が付くまでじゃんけんを、10回した場合のAの結果が以下だったとしましょう。

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この時のAの勝率は以下で計算できますね。
・Aが勝った回数÷じゃんけんの回数

具体的な勝率はAが70%、Bが30%ですね。

理論上の勝率は50%にも関わらず、実際に勝率は70%や30%となっていることがポイントです。これがいわゆる上振れや下振れというものです。

さて、これをマイジャグラー4の設定6で考えてみましょう。ボーナス合算確率は約1/120ですね。1,000G 回すと理論上は8回強のボーナスに当選します。
仮に1,000Gで5回しかボーナスに当選しなかった場合と、1,000Gで10回ボーナスに当選した場合の確率は以下です。

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仮に設定6を打っていても、1/80や1/100で当たる区間もあれば、上記のように1/200で当たる区間もあるでしょう。例えばジャグ連が10連荘などしたときのボーナス確率は1/70などでしょうし、500Gハマりなどしたときは1/200などでしょう。

ここまでで、「おやおや!?」と感じたならあなたは優秀です。「???」と感じたなら次の項目を理解することで、設定判別が少なくとも2段階はレベルアップします。

③確率の収束

確率の収束を簡単に言えば、スロットの初当たりは100万回転や1,000万回転以上回すことで、確率に近い数値になるということです。言い換えれば、初当たり5回や10回程度、回転数にして2,000回や3,000回程度では確率に近い数値になりにくいということです。

例えばマイジャグラー4の設定6で朝一からボーナスが300G、200G、100G、100G、100Gと当たった場合は、ボーナス確率1/200となり、本来のボーナス確率1/120とズレが生じます。いわゆる下振れですね。

このズレが生じる理由は、1/120に落ち着くために試行回数≒回転数が足りないからです。そして確率付近に落ち着くことを確率の収束と言います。

細かいことは割愛しますが、試行回数と確率の収束の関係について、実践上は下記だけ覚えておけば十分です。

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例えばマイジャグラー4の設定6を、確率の約100倍である12,000回転回させた場合、ボーナス当選回数は95%の確率で80~120回に収まります。これをボーナス確率で表すと、95%の確率で1/150~1/100に収まるということです。

また、マイジャグラー4の設定2を確率の約100倍である15,900回転させた場合、ボーナス確率は95%の確率で1/198~1/132に収まるということです。

ボーナス100回で上記の数値ですから、ボーナス回数が30回や50回ぐらいでは、ボーナス確率が1/100や1/250になることもありえます。そして通常のパチンコ店で1日で得られる回転数は8,000~10,000回ぐらいです。これらを踏まえて考えた時、パチンコ店で見かける合算が1/110~1/130ぐらいのジャグラーは、果たして高設定なのでしょうか?

この確率の収束を元に考えると、500回転や1,000回転程度で判別する難しさがよく分かります。つまり短期間で、台の挙動のみを根拠に判別するのは難しいということです。つまり、その他に判別の根拠となる情報が必要ということです。

参考程度に、設定判別ツールはこの確率の収束を元に作られています。

④ハマり確率

ハマり確率の知識があると、設定判別の制度が上がります。合わせてハマりが発生しても、比較的冷静にハマった事実を捉えることが出来ます。

ここでは手っ取り早く下記を覚えておきましょう。

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例えばマイジャグラー4の設定6で1日8,000回転させた場合、ボーナスは理論上約66回当選し、ハマりの頻度は下記です。

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同じくマイジャグラー4の設定2で1日8,000回転させた場合、ボーナスは約50回当選し、ハマりの頻度は下記です。

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敢えて設定6と設定2を比較したのは、低設定の中で比較的使われやすいのが設定2だからです。

さて、マイジャグラー4の設定6を狙うのであれば、360G以上のハマりが5回や6回発生する台は止めることも視野に入れるべきでしょう。

一方でジャグラーシリーズをはじめ、Aタイプでは参考になるハマり確率ですが、AT機やART機においては注意が必要です。特にバジリスク絆2のように高確と低確の概念とモードの概念がある機種、番長3のようにベルの規定回数に大きく影響される機種。その他リゼロのようにゲーム数以外からほとんど当選しない機種などがこれに該当します。

例えばバジリスク絆2のモードA比率の高いテーブルでは、当然低確に滞在する比率が高いためにハマりやすくなります。そもそも低確とは、初当たりの当選確率が低確率という意味なので当然ですね。

同じく番長3においては、規定ベル回数64が選ばれるだけで、初当たりに繋がる対決が500-600Gハマることもあるため、初当たり間でハマるのは当然でしょう。

さて、前項でも初当たり5回や10回程度で設定判別することは難しいと解説しました。その理由は500Gなど浅い回転数で確率の2倍や3倍のハマりが発生することもあるからです。

続編記事の設定判別でも触れますが、高設定の判断は複数の根拠から行うと判別の精度が上がるため、ハマり頻度も1つの根拠として考えると良いでしょう。

⑤当選率を確率に置き換える

解析情報にほぼ記載されているのが当選率です。そして最も厄介なのも当選率です。その理由は以下のような当選率の計算方法にあります。

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分かりやすく計算するために、スイカからのボーナス当選率を計算してみましょう。

1.スイカを5回引いてボーナスに1回当選した場合
当選率=1÷5=1/5=20%

2.スイカを50回引いてボーナスに10回当選した場合
当選率=10÷50=10/50=20%

スイカを引いた回数や当選した回数は違いますが、当選率は同じく20%ですね。

仮に設定6の当選率が30%だった場合、上記2つの例は下振れということになります。逆に設定6の当選率が10%なら上振れですね。

ここで重要なことは、当選回数と試行回数次第でブレ幅があるということです。確率の収束と合わせて考えれば、試行回数が400より少ない場合は信頼度に欠けることがよく分かります。

こういった場合も考慮し、ゲーム数換算の確率に直して考えてみても良いでしょう。

例えばまどまぎ2の設定5&6における、低確でスイカ成立時のCZ突入率は25%です。そしてスイカの成立確率が約1/100です。つまり低確でスイカ成立時のCZ突入確率は1/400、頻度としては400Gに1回程度ということです。

また同じく設定1&2の場合、スイカ確率は約1/100。低確におけるスイカ成立時のCZ突入率は12.5%(=1/8)なので、ゲーム数換算すると1/800です。

厳密に設定差があるのはさやかとマミのCZのため、その突入率をゲーム数換算すると以下ですね。
設定1&2:約1/1031
設定5&6:約1/450

12.5%と25.0%の表記も中々に大きな設定差に見えますが、1/1031と1/450であればかなり大きな設定差に見えますよね。極論ですが1,000G回して該当のCZで確認できなければ状況により止めるのも1つの手でしょう。

⑥過不足という考え方

過不足の考え方を簡単に言えば、「設定6の数値より●回多い」「設定6の数値より●回少ない」という考え方です。

例えばマイジャグラーの設定6を4,000G回して、ボーナス合計が40回だった時を考えます。仮に設定6なら理論上でボーナスは33回、設定1なら23回引ける計算です。過不足の考え方をすると設定6より7回、設定1より17回多くボーナスを引いているということです。当然設定6の可能性が高まりますね。

さて、この過不足の考え方は冷静に数値を見ることにおいて非常に重要です。例えば設定6のマイジャグラーを2,000G回せば、理論上16回のボーナスが引けます。仮に5回多く引ければ合算は1/95、仮に5回少なく引いてしまうと1/181になります。少なく引いてしまった場合は設定1よりも悪い数値ですね。

狙い台に99%以上の自信がある時は、特にこの過不足の考え方で冷静さが保てます。具体的に設定6より5回下振れたことを、「5回下振れただけ」と考えることが出来ます。1度や2度の大きなハマりがあればボーナスが少ないことも納得出来るでしょう。仮に設定6なら、回転数が増えるほど合算が良くなってくる可能性もあるため、その後の数値の変化を見ていけばOKです。同様に全台系の可能性がある機種でもこの考えを元に粘ることが出来ます。

一方で狙い台に自信がないのなら、設定1と比べてどれだけ多く引けたか、という見方をすることが良いでしょう。そうすれば一時的に設定1で「●回」多く引いただけだと、過度に期待せずやめることも出来るわけです。

またパチンコ店には低設定が圧倒的に多いため、明確に高設定だと思える根拠がない限り、上記のようなポジティブ思考は厳禁です。あくまで絶対的な自信や全台系などの強烈な根拠がある時のみ、ポジティブ思考をしましょう。

まとめ

さて、ここまで読んでいただいたあなたなら、冒頭で挙げた以下3つの質問に答えられるでしょう。

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はじめに1つ目の答えは、パチンコ店がお客様に期待させたい日です。合わせてパチンコ店も商売でお客様に期待させるため、将来的に必ず回収します。それは翌日かもしれませんし、1年後かもしれませんが、回収する事実は変わりません。

続いて②つ目の答えは、お客様の往来が多い場所ほど投入されやすいです。具体的には以下の場所でしたね。

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最後に3つ目の答えは、ジャグラーの設定6も500Gハマります。例えばマイジャグラーシリーズなら65回に1回程度。5号機アイムジャグラーシリーズなら42回に1回程度ハマります。1日8,000G回すなら、それぞれ1日1回はハマり得るということです。ただし確率も上振れや下振れがあるため、1回も500Gハマらない日もあれば、3回や4回もハマる日もあるでしょう。あくまで設定6ほどハマりにくいだけです。

また当記事では設定判別で重要な上記のスロット台に関する知識に加え、以下について解説してきました。
■勝ち方の基礎知識
■パチンコ店の知識

勝ち方の基礎知識とは期待値稼働のことでしたね。特に換金ギャップと目押しは収支に直結し、影響力も絶大のため、すぐに対策することをおすすめします。

パチンコ店の基礎知識は、パチンコ店が客に期待させることで儲けていることを覚えておきましょう。一方で期待させるために使う高設定を狙うことで勝てる場合があります。そのために高設定が入りやすい日程や場所について解説してきました。

繰り返しになりますがこれら3つの知識が身に付くだけで、年間でプラス収支を出せる人も出てくるでしょう。少なくともマイナス額を大幅改善できるはずです。そしてマイナス額の大幅改善が出来るようになったのなら、後は期待値をゴリゴリ積み上げるだけです。そのための方法としては、ハイエナと設定狙いがあります。前者のハイエナは携帯片手にパチンコ店を散歩すればOKです。ただし情報は非常に多く出回っているため、ライバルも非常に多いです。設定狙いで期待値を積み上げたい方は、是非以下の続編記事(有料)を読んでみて下さい。

らいおんのスロット攻略講座★後編★

続編記事ではらいおんの設定狙いの手順を、以下の図のように6つの項目に分けて解説しています。

価格は低設定を実践して負ける額よりはるかに安く設定しました。
まずはどれだけ需要があるか確かめるため、50人ぐらいを目途に980円で販売します。その後は100人ぐらいを目途に2,980円・・・様子を見つつ4,980円ぐらいを予定しています。

最後に当記事の内容も有料版の内容も、行動して初めて結果に繋がります。もちろんデータを取って分析するなど、それなりの手間も必要です。一方でパチンコ店の勝ち組であるパチプロ達はその手間を掛けているから勝てるのです。彼らには恨まれるかもしれませんが、当記事と有料版で必要なことはほとんど解説しました。大きく収支が改善できるか否かはあなたの行動次第です。


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