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【西武ライオンズ 今日の見どころ】カープ九里亜蓮との対戦は 10年ぶり2度目

●きょう勝つと 6月初の連勝 4カードぶりの勝ち越し 

【13日◇ライオンズ-カープ3回戦(ベルーナ)18:00】
5試合続けて1得点以下に終わっていた打線が突然の集中打で、連敗を8でストップ。1イニング5得点以上したのは、5月26日オリックスバファローズ戦の8回裏以来、今シーズン3度目だった。  

とはいえ、試合後に渡辺久信GM兼監督代行が「ひとつ勝ったくらいで、大手を振って喜んではいられない」と話していたように、5得点したあとの攻撃はすべて三者凡退。本当に強いチームの勝ち方ではなかった。

すでにここまで、4月に7連敗、5月は8連敗と、そして今月の8連敗と、毎月大型連敗を喫しているライオンズ。4月のときは連敗をストップした直後に、また4連敗。先月の8連敗のときも、続けてふたつ勝つのがやっと。大型連敗を止めたかと思ったら、またすぐに連敗をくり返している。

きょう負けたら、きのう(12日)の勝利の意味がなくなるも同然だ。まずは4カードぶりの勝ち越しの懸かる試合に勝利して、今月初となる連勝をしたい。

●前回九里と対戦したのは 新人時代の2014年 

広島東洋カープの先発は、今年がプロ11年目となる九里亜蓮。九里にとって今回がキャリア2試合目のライオンズ戦になるのだが、前回登板はルーキーイヤーだった2014年6月12日までさかのぼる。じつに10年ぶりのライオンズ戦の先発となるのだ。

交流戦が始まってから、同じ投手が長期間のブランクを空けて、ライオンズ戦に登板したケースとしては、上原浩治(読売ジャイアンツ)が07年に登板したあと、MLB移籍を挟んでの11年後、日本球界に復帰した18年に登板した例がある。

ただ、このように海外移籍をしていない投手では、中日ドラゴンズの高橋聡文が06年に登板したあと、次のライオンズ戦が14年だったケース。佐藤祥万が横浜ベイスターズ時代の10年に登板してから、次の登板が広島に移籍したあとの18年になったケース。それぞれ8年ぶりにライオンズ戦に登板したのが、最も長いブランクになっている。

先発では、昨シーズンの柳裕也(中日)と、2週間前の菅野智之(巨人)が、それぞれ6年ぶりにライオンズ戦で先発をしているが、今回が10年ぶりの先発となる九里は、このふたりを超える最長の登板間隔となる。

●10年前の対戦したときも ライオンズは3番栗山 4番中村

ちなみに、九里が前回ライオンズ相手に先発した14年は、交流戦がスタートして10年目の特別企画として、普段のリーグ戦では観られない試合を提供しようと、セ・リーグの本拠地球場で指名打者制を採用、パ・リーグ球場では投手が打席に入る9人制が採用されていた。

そのため、西武ドーム(当時)で先発した九里だったが、打席にも入り、ライオンズ先発の牧田和久に、セカンドゴロにうち取られている。

この10年前の試合でも、ライオンズのスタメンには、3番に栗山巧、4番が中村剛也、8番には炭谷銀仁朗が入っていた。彼らの偉大さを感じさせると同時に、彼らに取って代わるような若手選手の台頭がないライオンズの現状を物語っている。


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