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【西武ライオンズ 今日の見どころ】カード初戦9連敗中の獅子 対 7連敗中の虎

●中軸を欠き 交流戦1試合2得点未満の両チーム

【7日◇タイガース-ライオンズ1回戦(甲子園)18:00】
セ・リーグ最下位の東京ヤクルトスワローズに3連戦3連敗。借金は今シーズンワーストの18となった。この現実を前にすれば「12球団最弱」と言われても仕方がない。

ただ、きょうからの対戦相手である阪神タイガースのほうも、東北楽天ゴールデンイーグルス相手に3連戦3連敗と、チーム状態は良くない。交流戦は1勝7敗の最下位で、最大7あった貯金を、きのう(6日)使い果たした。

ライオンズがアギラー、コルデロ、外崎修汰、タイガースは佐藤輝明こそ復帰するようだが、大山悠輔、ノイジーと、不振や負傷によって、中軸を打つべき打者を欠いている状況もよく似ている。

交流戦に入ってからのチーム打率は、ライオンズが12球団ワーストの.179、タイガースが2番目に低い.197。1試合あたりの平均得点は、ライオンズが1.78点で、タイガース1.63点と、両チームとも2点未満。極(ごく)が付くほどの貧打ぶりだ。

またライオンズが、現在9カード続けてカード初戦に敗れている一方で、タイガースのほうも7カード続けて、カード初戦を落としている。

「獅子と虎の対決」とは名ばかりの、互いにホームベースの遠い試合になりそうだ。

●與座はタイガース戦 伊藤将はライオンズ戦 どちらも未勝利 

きょうの先発には、元々武内夏暉が予定されていたようだが、新型コロナウィルス感染のため、與座海人に今シーズン初先発のチャンスがめぐってきた。

ただ、與座はタイガース相手に通算4試合に登板して0勝3敗。昨年の交流戦では、1回表にいきなり1番近本光司、2番中野拓夢の2者連続三塁打、試合開始わずか4球で失点をするなど、6回3失点で負け投手になっている。

また、今シーズンは中川颯(横浜DeNAベイスターズ)、高橋礼(読売ジャイアンツ)が、パ・リーグからセ・リーグに移籍したことで、アンダースロー投手と対戦する機会が多くなったタイガース打線だが、極端な苦手意識は感じられない。いくらタイガース打線が不調とはいえ、與座からすれば、細心の注意が求められる。

ただ、タイガース先発の伊藤将司のほうも、21年と23年の交流戦でライオンズ戦に先発して、0勝2敗。昨シーズンは川越誠司(現・中日ドラゴンズ)の2ランなどで4失点して5回で降板と、両先発の対戦成績まで似通っている。

お互いに苦境にいる両チーム。どちらがカードを先勝して、連敗をストップすることができるだろうか。


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