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【西武ライオンズ 今日の見どころ】武内 ホークス戦3勝なら 球団新人17年ぶり 炭谷 2本目の誕生日安打なるか

●ホークス相手に3勝した新人は 07年岸孝之が最後  

【19日◇ライオンズ-ホークス15回戦(ベルーナ)18:00】
ルーキー武内夏暉が、福岡ソフトバンクホークスと4度目の対戦。先週の登板でデビューからの連勝は5でストップしてしまったが、ホークス戦はここまで2勝0敗。3試合で24イニングを投げて失点は1しかない。

この1失点も武内が左脚を攣って降板したあとに、塁上に残したランナーを、救援したアブレイユが還してしまったもの。対戦防御率は0.38だ。

きょう勝てば、オールスター前の段階で、ホークス戦3勝目となるのだが、ライオンズのルーキーでホークス相手にシーズン3勝をあげるとなると、2007年に4勝した岸孝之(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)以来、17年ぶりとなる。

ちなみに、ホークスが福岡に移転した1989年以降、シーズン3勝以上したライオンズの新人投手は、岸と90年潮崎哲也のふたりだけだ。
 
ここまで武内は、ホークス打線を相手に被打率.150(80打数12安打)。中軸の近藤健介を8打数1安打、山川穂高を8打数0安打と、ほぼ完璧に抑えている。そのなかにあって、ただひとり手を焼いているのが栗原陵矢で、7打数4安打。武内がホークス戦で許したヒットの1/3が、栗原に打たれたモノなのだ。

武内に限らず、ライオンズ投手陣全体でも、今シーズン栗原には43打数17安打、打率.395と、よく打たれている。強打者、好打者が切れ目なく続く鷹打線のなかで、最も警戒すべきバッターと言えそうだ。

●プロ19年目の炭谷 きょうが37歳の誕生日

その武内夏暉と全試合でバッテリーを組み、スタメン出場濃厚な炭谷銀仁朗は、きょうが37歳の誕生日。今週月曜日(15日)には、武内と同じ左腕の菅井信也とバッテリーを組み、プロ初勝利に導いたばかり。その巧みなリードに、試合後の渡辺久信GM兼監督代行はあらためて称賛を送っていた。

今年プロ19年目の炭谷だが、7月19日はオールスター期間と重なるケースが多く、誕生日に出場するのは、ジャイアンツ時代の19年以来5年ぶり。誕生日の通算成績は、5試合の出場で16打数1安打。唯一のヒットは、17年ホークス戦でモイネロから打っている。

奇しくも武内夏暉は、あさって21日が23歳の誕生日だ。ぜひ今夜は勝利して、2日違いで産まれた年の差16歳のバッテリーを、試合後はベルーナドーム全体で、盛大に祝福したい。

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