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【西武ライオンズ 今日の見どころ】5連敗中の隅田 勝利の鍵は2巡目とファーストストライク

●5連敗はライオンズの新人で43年ぶり 

3カード連続での勝ち越しが懸かった3連戦の3試合目。交流戦開幕から、3カード続けての勝ち越しなら、2018年以来になる。

先発の隅田知一郎は、3月26日バファローズ戦でプロ初登板初勝利をしたものの、そのあとは好投が報われない試合もあって、現在5連敗中。

新人投手の5連敗は、ライオンズでは1979年にデビュー6連敗した森繁和以来、43年ぶりになる。

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これほど勝てていないにも関わらず、先発ローテーションから外されていないのは、それだけのピッチングを、隅田が続けているからだとも言える。

ただ、課題も浮かび上がってきた。隅田のイニング別の成績を見ると、4回、5回に失点が集中。打順が2巡目に入ったあたりで、相手打線に捕まってしまっている。

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また、ひとりの打者に対する投球数別に見ていくと、初球、2球目の被打率がかなり高い。投球の入りでストライクを取りにいったところ、いわゆるカウント球を痛打されていることが推測できる。

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隅田が「良い投手」から「勝てる投手」へとステップアップするには、「2巡目」と「1ストライク目」に、どう対処していくのかが、重要なポイントになる。

●高校3年時には、甲子園でサヨナラ負け

波佐見高3年生のときに、長崎大会を16年ぶりに制して、夏の甲子園に出場した隅田。背番号は「10」だったが、1回戦の彦根東高(島根)戦で先発。現在慶應大で活躍する増居翔太と投げ合い、9回表まで5対4で波佐見高がリードする。

迎えた9回裏、ピンチを招いた隅田は、内野ゴロの間に同点に追いつかれたところで降板。2死2塁からリリーフした、2番手投手が勝ち越し打を許し、波佐見高は無念の逆転サヨナラ負けを喫している。

5年ぶりとなる甲子園のマウンド。今日こそ自身の連敗をストップして、高校時代の雪辱をはたしてもらいたい。



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