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【西武ライオンズ 今日の見どころ】3試合連続2安打以下なら史上3度目 103試合を消化して いまだない1試合3本塁打

●ここ4試合のうち3試合で ヒット2本のライオンズ

【14日◇ライオンズ-ホークス19回戦(ベルーナ)18:00】
おととい(12日)の北海道日本ハムファイターズ戦に続き、きのう(13日)の福岡ソフトバンクホークス戦も、ライオンズ打線から生まれたヒットは2本止まり。

チームのヒットの数が、2試合続けて2本以下だったのは、2001年9月8~9日以来23年ぶり、球団史上4度目のことだった。

ライオンズ打線は、先週土曜日のファイターズ戦でも2安打しか打っておらず、ここ4試合中3試合で、ヒット2本に終わっている。

最近2年間で3度喫したノーヒットノーランこそ、まだやられてはいないものの、すでにチーム2安打以下に終わった試合が8試合ある。これは過去最多だった1969年(1安打1試合、2安打5試合)、72年(〃)の6試合を超えて、すでに球団ワーストの試合数になっている。

きょうの試合でも3本以上のヒットを打てず、3試合連続の2安打以下となると、ライオンズでは初めて。2リーグ制後では、56年5月6~9日の近鉄パールス、同じく56年8月9~12日の国鉄スワローズに次いで、68年ぶり3度目の恥ずべき記録になる。

●開幕から104試合 1試合3本塁打なしだと球団ワーストに

この球史に刻まれそうな貧打ぶりはホームランの数にも表れており、チーム本塁打は現在パ・リーグ最少の41本。シーズン143試合に換算すると56.9本のペースになっている。

これまでにライオンズで、チーム本塁打の数が最も少なかったのが1951年の63本なので、いまのままだと、この最少記録を下回ることになる。しかも、この51年は、年間105試合で終わっていたシーズンだった。

143試合以上を戦ったシーズンで比較をすると、59年(144試合)の69本塁打が球団最少。今年はこれより12本以上少なくなる。

哀しいかな、ここまで1試合最多のホームラン数が2(5試合)。3本以上のホームランが出た試合が1度もない。

球団創設以来、1試合に3本以上のホームランが出ないまま、終わったシーズンは1度もなく、これまでに開幕から最も遅く1試合3本の本塁打が出たのが、59年の103試合目。

きょうがライオンズは今シーズンの104試合目になるので、もし今夜のホークス戦でホームランが3本出ないと、こちらのワースト記録も更新することになる。

●被本塁打の多いホークス先発の大津だが…

オールスター明けの16試合で、チームの本塁打が5本。3試合でホームランが1本出るか出ないかのチームに、1試合3発を望むほうが間違っていると思うが、きょうのホークス先発の大津亮介の被本塁打は11本。パ・リーグで2番目に多い本数だ。

7月20日のライオンズ戦でも、初回にいきなり野村大樹と蛭間拓哉にホームランを打たれるなど、このところ先発した試合で、5試合続けて本塁打を浴びている。

今シーズン4度目となる8連敗中のライオンズ。今年1度も聞いたことがない「一発攻勢」とやらで、この泥沼から抜け出せたら良いのだが…。


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