見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】球宴前残り2試合 53年ぶりに首位と30ゲーム差つく可能性

●きょう負けると 今シーズンのホークス戦負け越し決定  

【20日◇ライオンズ-ホークス16回戦(ベルーナ)18:00】
先発スチュワートからの3投手のリレーの前に、今シーズン12度目の無得点負け。首位の福岡ソフトバンクホークスとのゲーム差は、今シーズン最大の「29」に広がった。

これまでのライオンズで、オールスター前に首位とのゲーム差を最も大きく空けられたのが、1971年の「30.5」ゲーム差。このシーズンは、阪急ブレーブスがオールスター前に74試合を終えて、50勝18敗6分の貯金32と首位を快走していたのに対して、西鉄ライオンズは71試合で19勝48敗4分の借金29と最下位に沈んでいた。

オールスター前最後のカードとなる今回の3連戦で、残り2試合にも敗れるようだと、ホークスとの差は「31」ゲームとなり、従来のワースト記録を53年ぶりに塗り替えることになる。

また、きのうの敗戦で、ホークスとの対戦成績が3勝12敗になった。もし、きょうも敗れると、13敗目となり、早くも今シーズンのホークス相手の負け越しが決定してしまう。

同一カードで25試合以上の対戦があったシーズン(2シーズン制の期間は除く)で、これまでに最も早くホークス戦の負け越しが決まったのが、2011年の18回戦(24回戦制、4勝12敗2分)。きょう16回戦でシーズンの負け越しが決定してしまうと、ホークス以外の球団との対戦を含めても、異例の早さになる。

今シーズンここまで、すでにさまざまなワースト記録を更新してきたライオンズだが、このまま何の抵抗もなく連敗を続けるようだと、またしても屈辱の上塗りをすることになる。

●今井 最近8試合中4試合で初回に失点

ライオンズ先発の今井達也は、先週ついに東北楽天ゴールデンイーグルス相手の連勝がストップした。この試合でもそうだったのだが、このところの今井は立ち上がりの失点が増えている。

ここまで27失点の1/3以上、10失点を初回に与えている。しかも開幕から5月12日のイーグルス戦までの7試合では、初回の失点がなかったのが、5月21日の千葉ロッテマリーンズ戦で、いきなり5失点して以降、歯車のズレが目立ち始め、ここからの登板8試合のうち4試合で初回に失点している。

そして、初回に失点をした5試合の今井の成績は0勝4敗。打線の得点力が乏しく、逆転勝利が極端に少ないチーム状態が、こんなところからも伺い知れる。

救いと言えば、ここまでのホークス戦3試合では、1度も初回に失点していないこと。相手ホークスの先発が大津亮介だけに、初回の失点がそのまま試合を決めてしまいかねない。今井には早く軌道修正してもらい、シーズン開幕当初のような安定感を取り戻してもらいたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?